土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

FSH8以上で高く卵巣予備能の低下…FSHが高くなる原因は?全周期活血化瘀

「田園を流れる最上川」村山市

<2006年7月9日 「田園を流れる最上川村山市 > 

先週、7月11日にテレビ電話で中医婦人科不妊症専門講座エクスパートコースの勉強会がありました。そのときの勉強会の私のメモです。 

 

1)寝坊は基礎体温が上がる。 

2)卵胞期が短い→陰陽両虚(いんようりょうきょ)がある。 

3)35歳→腎虚(じんきょ)が始まる。 

 

「卵巣予備能の低下」 

1)FSHの基礎値:CD3日目

8mIU/ml以上 

生理3日目に血液検査で、卵胞刺激ホルモンが8以上だと、卵巣機能が衰えている可能性がある。若い人は、4~7くらい。 

15以上は、かなり厳しい。 

25だと妊娠の可能性2%。 

 

2)徐々に成熟卵胞数は減少、卵の質は低下。 

3)35歳以上、卵巣手術の既往者、子宮内膜症、早期卵巣不全…臨床上多い。 

FSHは、卵巣予備能の目安になる。 

FSHが高くなる原因は? 

↓  

甲状腺機能低下、染色体異常、卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞、STD(性感染症

 

康先生の参考案内 

○月経期: 血府逐淤丸(けっぷちくおがん)、爽月宝(そうげつほう) 

○卵胞期: 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、爽月宝(そうげつほう)、双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん) 

黄体期: 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、爽月宝(そうげつほう)、双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん) 

補腎活血(ほじんかっけつ)がメイン。 

 

爽月宝など各種活血化淤の方剤は、高温期の処方で子宮内膜の活発化に良い。 

黄体期(高温期)の活血は、妊娠に役立つ。 

○妊娠確認したら、爽月宝はお休み。 

○原始卵胞から卵胞に発育するまで、時間がかかるので(3周期くらい) 

漢方は「体づくり」が大切。 

○活血薬(かっけつやく)は即効性がある。 

中医の活血薬は、各種あるので併用すれば効果的。

(病院の薬では、アスピリンくらいしかない) 

○卵巣予備能の低下には、活血剤が使える。 

○全周期に活血薬をたっぷりと使うと効き目が良い。

(妊娠しやすい) 

子宮内膜症|不妊治療と漢方薬こちらのスレッドも参考になりましたら、幸いです。 

 

「大淀の流れ 万緑に最上川

<2006年7月9日 「大淀の流れ 万緑に最上川」>