ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

胃腸とダイエットの話…漢方の嗜眠と補気健脾、インナークレンジング

こんにちは!

今朝一番の漢方相談のお客様、50代のダイエットのご相談で「今までいろいろを試してみたが痩せない」ということでした。

漢方の方法でもいろいろありますが、私は補気健脾(ほきけんぴ)」が好きです。

このダイエットのかたの漢方相談の場合のポイントは、

1)疲れる。

2)しかも日中、朝から。

3)午前中から眠い

です。

これは、本人様が否定しても漢方医学では胃腸が弱いのです。

脾胃気虚(ひいききょ)、気虚痰湿(ききょたんしつ)などで、体に「痰湿(たんしつ)」などの「老廃物」の「二次病理産物」が発生して、それが「メタボリックシンドローム」の肥満、だるさ、疲れにつながります。(「痰湿(たんしつ)について」も参考になれば幸いです)

日中に眠いのは「嗜眠(しみん)」です。

これは漢方の専門用語です。

「太陽の陽気が上がっているのに、眠いのはおかしい」ということです。

よく電車の中で、朝から昼間から居眠りする人たちも「嗜眠(しみん)」の範疇に値します。

「嗜眠(しみん)」の原因では、1)胃腸が弱いこと 2)湿気が多いこと の2つの要因がありますので、「島国日本」の「湿気」が多い国では眠くなりやすいです。

体質改善にお勧めした漢方薬の方法は、一つは補気健脾(ほきけんぴ)」です。

胃腸が健やかに丈夫になっていけば、体に余計な老廃物が溜まらなくなりますので、次第に太りにくい、新陳代謝の良い体になっていきます。

同時に「2)体内に湿気が多いこと」が解消されますすので、「嗜眠(しみん)」も解消して日中の眠気が飛んでいきます。

次に、「インナークレンジング」です。

「腸の滞留便(宿便とも言います)」「腸の老廃物」を解消してお腹スッキリになることも、漢方ダイエットに効果的です。

「腸元気」は「超元気」のこと。

「インナークレジング」のものと補気健脾(ほきけんぴ)」で胃腸から「嗜眠(しみん)」の日中に眠くなることの改善と「ダイエット」を目指した話でした。

目安は、最低に半年間は漢方を服用したほうがいいと思います。

胃腸を丈夫にする補気健脾(ほきけんぴ)」は時間がかかるのでじっくりと取り組んでいきます。