土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

上海の漢方事情

先日に、当店で何(ふ~)先生より漢方勉強会を行いました。

ノートに記入していて、インプットばかりでアウトプットをしていないと、

知識が身につきませんので、私のメモ帳を書き写していきます。

まずは、昨年の9月9日のときの店頭での勉強会より。

「上海の漢方事情」

何先生は、8月に上海で不妊症の婦人科研修をしてきました。

そのときで印象に残ったこと。

1)婦人科においては、三稜(さんりょう)、莪朮(がじゅつ)をけっこう使っている。

2)子宮筋腫清熱解毒剤に白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)をよく使う。

炎症があるので、活血化淤(かっけつかお)と同時に清熱解毒(せいねつげどく)

3)ガンについて…

薬局には人がいっぱいいた。

特徴は、清熱解毒剤を多用していること。

すべての処方に霊芝胞子の顆粒が使われていた。

黄ごんや黄耆(おうぎ)、党参(とうじん)などの気を補うものに

(衛益顆粒や麦味参顆粒のようなもの)、

白花蛇舌草もよく使う。

4)専門性が強い薬局

中国でも専門性が強くないと生き残れなくなった。

日本と同じ状況。

1)婦人科

2)男性科

3)ガン

4)皮膚科

これらに特化した薬局があった。

中医学が強い分野)

婦人科においては、中国でも 

西洋医学ホルモン剤治療。

駄目なので、中医(ちゅうい)に来る。

ほとんどの人が何らかの炎症がある。

処方に清熱解毒(せいねつげどくざい)が配合されることが多い。

(白花蛇舌草など)

「炎症を念頭において、処方を組み立てている」

腫れる→白花蛇舌草

↑↓

卵巣嚢腫子宮筋腫

A:菌がいるとき

B:腫れているとき

C:熱があるとき

シベリア霊芝(チャガ)+白花蛇舌草

今回は、以上で終りです。        

<2013年11月29日追記です>

この記事から8年後に「上海漢方事情(2) 20代女性の生理不順(PCOS)排卵障害と子宮内膜ポリープ、着床障害など」として白花蛇舌草などの子宮筋腫、子宮内膜ポリープへの応用記事を書かせて頂きました。

子宮筋腫や子宮内膜ポリープは腎陽虚の体質がベースにあって、推動、温煦が無力になり「ちょうか」つまり塊ができやすいのです。

中医学は実に深いです。

今後とも生涯努力していきたいです。

2013年11月29日 何先生の訪店の翌日に