ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

糖尿病と経口血糖降下薬について~インスリン導入の時期と製剤の選択

昨日の夜は、同じく薬剤師である父と連れ立って、

グランデール寒河江というホテルで、薬剤師会の研修会に参加してきました。

北村山地区と寒河江西村山地区の合同研修会です。

不妊カウンセラーとして、今まで「メトフォルミン」などの

インスリン抵抗性改善薬の勉強をしていたので、久しぶりに、

というかこちらが本道なのですが、

糖尿病においての薬の使い方を学び新鮮でした。

寒河江病院の先生によりますと、メトフォルミンはとても良いお薬だそうです。

さて、勉強会のメモです。

「インスリン導入の時期と製剤の選択」 

特別講演 寒河江市立病院 内科医師 大沼寛先生

SU受容体 S1、2A,2Bがある。

それぞれ選択性がある。

抗GAD抗体→1型糖尿病

内因性インスリン分泌能→血清、尿中、CRPの測定

血糖値60↓ だと、内因性のインスリンは出ない。

インスリン注入器→製品によって、一長一短がある。

最近の針は、髪の毛ぐらいの大きさで、痛みはほとんど無い。

インスリン注射→血糖コントロールは時間をかけて、ゆっくりと行う。

糖尿病網膜症は、血糖値が急に下がることにより、悪化することがある。

インスリン→速攻型 1日3回

1日投与量 = 体重×0・2 (経験的数字) が目安。

中間型や混合型のインスリンは、あまり勧めない。

SMBG 血糖自己測定

食事の前に測定する。

食事の30分前に注射を打つ。

→インスリンの使い方が悪いと、食後の高血糖の改善の妨げになる場合がある。

糖尿病15年は、合併症の可能性がでてくる。

混合製剤の使い方は、2:1が基本。

症例より。

清涼飲料水ケトーシスペットボトル症候群の患者がいて、

本来は入院治療を行うところを、入院が出来ないと拒否され、

外来で治療した。

結果は良好な推移を示した。

グリコヘモグロビン 6・5パーセント以下 →インスリン療法を止められる。

グリコアルブミン = グリコヘモグロビン×3 18%未満

空腹時 150~180mg/dl または グリコヘモグロビン 7・5~8%以上

は、インスリン導入を検討する。

夜間の低血糖→朝に逆に血糖値が上がっていることがある。

寝る前に空腹時血糖を測る。(SMBG)

140は大丈夫。

100くらいだと補食をする。

追記:その後、懇親会で一緒のテーブルだった、県立病院の看護師さんに名詞を渡したところ、私が薬剤師で不妊カウンセラーなので、とても尊敬されまして嬉しかったです。その県立病院には、数多くの不妊の患者さんが訪れているそうです。その中で、不妊治療の説明は専門的なので、どうしても医師まかせになってしまう。と述べていました。「ぜひうちの病院で働いてもらいたい」とスカウトされまして、嬉しかったですね。「宣伝すれば、多くの人に役立つので、インターネットでもすればいいのに」とも言われましたが、こうして、こうやってブログを書いていても「鄙び系」なので、あまり宣伝にならないようです。(苦笑) (大体、お客様が1人やって来ますと、新しいかたで1時間か1時間半くらいかかりますと、1日にお相手できるお客様の数は、限界があるのも事実です。)

私の仕事柄、薬剤師でも特殊な資格を持っていますので、看護師さんに「受け」がいいです。(^^)

あとは、若手の薬剤師さん(男性)が私の中高の後輩で同じ市に住んでいることが分かりまして、意気投合して、人脈も広がって良かったです。最近は、20代の薬剤師さんが眩しく見えます。もう私も年でしょうか。(弱気)