土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

乳がんの疫学と薬物療法まで(2)

昨日の「乳がんの疫学と薬物療法」までの続きです。

だんだんと山形も雪解けの気配で、道を歩いていると、

雪解けの音を聞くことが多くなってきました。

さて、本題に入ります。

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乳がんのリスクファクター

内分泌環境:長期の高い血中エストロゲンレベル曝露により、乳がん発症率は増加する。

○初経年齢が早い

○閉経年齢が遅い

→一生のうちに月経回数が多いほど、発症のリスクが増加する。

○妊娠回数が少ない

また、初産年齢が30歳以降では26~27歳の16倍に危険率が上昇する。

→未経産婦と経産婦では未経産婦で発症のリスクが増加

○外因性エストロゲンの摂取

→ホルモン補充療法(HRT)は乳がんの発症リスクを高める可能性があり、ルーチンに長期間HRTを実施すべきではないとされている。

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乳がんのリスクファクター

遺伝・家族暦:乳がん家族暦がある、BRCA1、BRCA2の遺伝子変異であり、乳がん発症率は増加する。

なし

母親

姉妹

母親と姉妹

(近親者に、乳がんの患者さんがいたら、定期的な検診が大切だと思います)

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乳がんのリスクファクター

食事

◆アルコールについては、1日2杯以上でリスクファクターとしての影響があるとされている。

◆脂肪摂取については明らかではないが、閉経後女性ではBMIが大きいほど、リスクが高いことが報告されている。

これらは生活習慣、食事などの影響もあり、見極めは困難とされている。

喫煙

◆影響がない、またそれとは逆にリスクを下げるという報告があり、一致していない。

◆ただし最近では、閉経前ではリスクを上げるとの報告がある。