土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

不妊症の漢方。2度の流産反復流産を防止する話と卵巣嚢腫の話

こんにちわ、薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

土屋薬局の創業記念セールをしているせいか、最近店頭は活気があります。

昨日も新しいお客様たちが来店されて、2人目不妊のご相談や娘さんのイライラのご相談(主人に八つ当たりしてしまう)、などありました。

今日は、不妊症の子宝漢方の2人のお客様から、ご懐妊の嬉しい報告がありました。

そのお二人に共通することは、「胃腸を丈夫にする漢方薬」または「胃腸の消化吸収を助ける漢方薬」を服用していたことです。

案外、見落としやすいのですが、日本人は胃腸が弱いですので、子宝相談のときにも、胃腸を保護したり、胃腸を丈夫にする処方を、「血の道症の漢方薬」に追加していたほうが、結果的に良い結果になることが多いです。

ご懐妊されたうちの一人、Hさまは、平成15年9月からずっと当店の漢方を服用しています。

その当時、31歳。

2回の流産の反復流産を経験され、あともう1回流産したら不育症の検査をするという、真剣なご相談でした。

漢方薬は、「血の道症の漢方薬」に「胃腸を丈夫にする漢方薬」の2種類で、翌年平成16年1月にはご懐妊が分かり、平成16年9月にはご出産されました。

妊娠中もずっと同じ漢方薬を服用して流産防止をしていて、産後も、同じ漢方薬を服用していて、月日は流れ、時は平成20年5月13日。

お母様から代理で「ありがとうございます。お陰さまで11週目です!」という嬉しいお電話を頂くことになりました。

春夏秋冬、毎日漢方を服用していましたので、立派だと思いますし、スタッフ一同心から嬉しく思っております。

「胃腸を丈夫にする」ということは、人間がりんごの木になったとしたら、「畑」に相当しますので、体全身も丈夫になりますので、妊娠しやすくなってきますし、流産対策にも、胃腸が丈夫になった結果、受精卵を守る「気血(きけつ)」が生み出されますので、丈夫な赤ちゃんを出産することが出来るのです。

そのような理由で、当店では、胃腸を丈夫にする漢方を服用している方は、たくさんいらっしゃいます。

さて、卵巣嚢腫のお客様の話ですが、遠方より当店に来店して頂けましたので、じっくりと相談することができました。

卵巣嚢腫が両方にあって、それぞれまだ手術の適応では無いので、漢方で卵巣嚢腫を小さくしたい。

いつも下腹部痛が、とくに左のへその横が痛んでいることを治したい。

子宮内膜症とも言われている。

これらを良くして、結果的に自然妊娠したい。

というご希望でしたので、私は

「通じざれば、すなわち痛む」

永遠の大原則のもとに、

○活血化淤(かっけつかお)

疏肝理気(そかんりき)

清熱解毒(せいねつげどく)

という、気血(きけつ)をスムーズに流通させて、お腹の痛みを解消して、卵巣の腫れにも効き目のある処方をお勧めしました。

1ヵ月後の感想では、見事に長年続いていた下腹部痛が解消して、へその左側の横の痛みがとれて、長い間持続する生理痛も無くなったそうです。

著効です。

これからも相談頑張ります!

(この方は、「ストレスによる気の詰まり」と「淤血(おけつ)」と「痰湿(たんしつ)」という邪気(じゃき)の複合体がありましたので、「補うこと」よりも、全面的に「通すこと」つまり瀉法(しゃほう)を使いました。)

新緑の若木山公園

<2008年5月12日 新緑の若木山公園 「昼下がり」>