おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日は、4人のお客様の不妊症の妊活、子宝の店頭漢方相談があって、大体1人につき1時間ずつで、たっぷりとお話をお聞きさせて頂きました。
みなさま、本当に通常は健康そのもので、ただ子宝に恵まれないだけ、という感じです。
それぞれ目標を持っていまして、立派だなあと思っています。
漢方相談では、キーポイントがありますので、チョコレート嚢胞の方では、淤血(おけつ)対策をメインにしています。
血行を良くして、なるべく卵が多く採卵できるようにと期待しています。
昨日に3回目の生理を止める注射を打って、経過をみて6月に採卵の予定です。
チョコレート嚢胞があって、子宮内膜症も膣のところにあるので、採卵が難しいそうです。
「ひょっとしたら、子宮内膜症が針に刺さって、卵巣が感染するかも」と担当医の先生に言われていますので、体外受精を実施するに、「卵巣が駄目になるかも」という不安があるそうです。
経過が良く、採卵となって頂きたいです。
本人様曰く、仮にA子さんとしますと、A子さんは「漢方を服用しているから安心です。頼り切っています」と嬉しいお言葉を頂いています。
気合の入った相談でした。
もう一人の方は、「基礎体温が高めのご相談です」。
B子さんとしますが、B子さんには、終始「基礎体温が高め」の漢方相談をしていました。
半年経過して、以前に1度体外受精をされていたのですが、今度、再度2回目の体外受精をされるそうです。
うまく成功して頂きたいなあ、と思っております。
漢方は、「滋陰(じいん)」といって、体の陰血(いんけつ)を整える中医学独特の方針を採用しております。
C子さんは、地元の総合病院の婦人科に通っていましたが、担当医の先生がコロコロと変わるので、不信感を持って、少し遠くですが、体外受精にも強いクリニックに通うことになりました。
主人は、子供があともう一人欲しいので、「すぐに体外受精を!」と言っていたそうですが、どうやら「体外受精をすれば、子供ができる」という安直な考え方で、実際の現状を知ったら、人工授精とタイミングで二人で頑張っていこう!となったそうです。
頭痛で、以前から「淤血(おけつ)」の漢方を服用していて、頭痛がすっかり治っていたので、それに「養血調経(ようけつちょうけい)」の漢方を追加でお勧めしています。
D子さんは、人工授精をしています。
親友が、当店の漢方でご懐妊されたので、紹介されて来店されました。
舌の尖は赤みが予想以上にあって、舌の苔が厚めでしたので、「発散してストレスを解消する漢方」を追加でお勧めしました。
可愛らしい方で、うまくいくといいなあと思っています。
最近は、ストレスが過剰にあって、舌の尖の赤み、つまりは「心熱(しんねつ)」を感じる相談が増えています。
<2008年5月16日 若木山にて 「緑」>