おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今日の山形は晴れです。
晴天で月山も雲ひとつなく、きれいに見える一日になりそうです。
今日は土曜日で午後からは新規のお客様の相談も2組あり、
忙しい一日になりそうです。
さて、最近は「基礎体温が高い」方のご相談をしました。
低温期は、36・5度前後。
高温期は、37度を越えます。
30代前半ですから、陰虚火旺(いんきょかおう)という加齢による
老化現象は少ないと考えました。
基礎体温が高いということは、「熱」があることになりますので、
中医学的には「実熱(じつねつ)」によるものか、
それとも「虚熱(きょねつ)」によるものかを区別する必要があります。
お客様の舌ベロは、舌の尖が赤みが強い。
苔は、白くてやや厚めです。
以上のことから、「虚熱(きょねつ)」よりも「実熱(じつねつ)」によるものだと考え、
○大黄を主成分とした血熱(けつねつ)を冷ます漢方薬と
○精神のもやもやを解消し、肝(きも)を強くする漢方薬の2つを
○養血調経(ようけつちょうけい)の漢方に併用することにしました。
基礎体温が上がりやすい原因は、上記した加齢による陰虚火旺証や、
ストレス過多やホルモン剤の影響などが考えられます。
ストレスによる影響では、舌の尖に赤みが強くでやすいですから、
心因的なプレッシャーを解消し、心身ともにリラックス出来る環境づくり。
また夜の睡眠が浅ければ、しばし夢が多くて、夜中に目が覚めて、
十分な睡眠がとれていなければ、「卵は夜に育つ」ですから、
基礎体温も上がりやすく、不妊治療の成績にも及んできますので、
基礎体温を下げる漢方相談は今後とも役立つことだと思います。
<2008年12月14日 柿>