ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

基礎体温が高い、高めのご相談

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今日の山形は晴れです。

晴天で月山も雲ひとつなく、きれいに見える一日になりそうです。

今日は土曜日で午後からは新規のお客様の相談も2組あり、

忙しい一日になりそうです。

さて、最近は「基礎体温が高い」方のご相談をしました。

低温期は、36・5度前後。

高温期は、37度を越えます。

30代前半ですから、陰虚火旺(いんきょかおう)という加齢による

老化現象は少ないと考えました。

基礎体温が高いということは、「熱」があることになりますので、

中医学的には「実熱(じつねつ)」によるものか、

それとも「虚熱(きょねつ)」によるものかを区別する必要があります。

お客様の舌ベロは、舌の尖が赤みが強い。

苔は、白くてやや厚めです。

以上のことから、「虚熱(きょねつ)」よりも「実熱(じつねつ)」によるものだと考え、

○大黄を主成分とした血熱(けつねつ)を冷ます漢方薬

○精神のもやもやを解消し、肝(きも)を強くする漢方薬の2つを

○養血調経(ようけつちょうけい)の漢方に併用することにしました。

基礎体温が上がりやすい原因は、上記した加齢による陰虚火旺証や、

ストレス過多やホルモン剤の影響などが考えられます。

ストレスによる影響では、舌の尖に赤みが強くでやすいですから、

心因的なプレッシャーを解消し、心身ともにリラックス出来る環境づくり。

また夜の睡眠が浅ければ、しばし夢が多くて、夜中に目が覚めて、

十分な睡眠がとれていなければ、「卵は夜に育つ」ですから、

基礎体温も上がりやすく、不妊治療の成績にも及んできますので、

基礎体温を下げる漢方相談は今後とも役立つことだと思います。

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<2008年12月14日 柿>