土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

湿邪困脾(しつじゃこんぴ)について…外湿と内湿

こんにちは。

山形は真夏日のような天候が昨日から引き続いて、かなり暑かったです。

漢方相談では、急に暑くなったせいか、季節の変わり目かまたは農繁期なども関連していると思いますが、膝痛や腰痛、リウマチなどの痛みやしびれを中心にした訴えが多かったです。

また女性の方の相談では、不妊症、不育症などの相談が中心でした。

相談があったなかで印象深かったのは、「胃腸の調子が悪い、下痢や軟便になりやすい、目やにが出やすい、からだがだるい、疲れやすい、日中に眠くなりやすい(嗜眠)、舌ベロの苔が厚め」といった相談の方でした。

これらの症状は中医学では、「湿邪困脾(しつじゃこんぴ)」と言っています。

日本は島国なので湿度が高いですから、暑さとともに湿邪(しつじゃ)に体が包み込まれ、体調全般が悪くなってくること。

また普段の生活では、冷たいものの食べすぎ、飲みすぎで胃腸を冷やす傾向にあると体の中に「内湿(ないしつ)」が生じて胃腸機能も悪くなってしまうこと。

この2つの「外湿(がいしつ)」と「内湿(なしいつ)」<が絡んで、上記のような症状になりやすいです。

まとめると

体表面に汚いものが出やすい

にきび、目やに、口臭、湿疹、アトピー、おりものが多い、カンジダ膣炎など

○胃腸機能が弱くなりやすい

下痢や軟便、吐き気、食欲不振など

○痛み

頭痛やめまい、腰痛膝痛、リウマチなど

などの症状が現れやすいです。

すべての健康は「脾胃(ひい)」から始まりますから、胃腸強化法などから体質を改善していく事がお勧めです。

…「体内に溜まった汚れを追い出して快適に~梅雨の漢方養生法~」こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。

葉山連峰上空

<2010年5月2日 葉山連峰上空>