ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

生理不順と口内炎の漢方相談…排卵のときに口内炎になりやすい

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

明日がお盆で、我が家にも甥っ子たちが帰ってきて賑やかでお盆の雰囲気が漂い始めています。

さて、今日は「口内炎」の「漢方相談」の話です。

41歳の女性 

生理が来ないときがあります。

ひどい頭痛があって寝込んでしまうこともあります。

学生のころから頭痛があったが、最近は毎月頭痛が起こる。

また「排卵」のときには毎回、「口内炎」ができて食欲が落ちてしまいます。

生理が来ないときにはとくにひどいように感じます。

頭痛は痛くなると鎮痛剤も飲めなくて胃液が出るほど吐いてしまいます。

当帰芍薬散を服用していますが、「口内炎」がひどくなるときには服用する気にはなれなくて休んでしまいます。

寒がり、冷え性

胃もたれ、ガスがあります。

眠りが浅いほう。

生理が来なかったり、来てもほんの少量がだらだらと10日以上続いたりします。

生理は29日周期、5~7日間。

「生理不順」になって1年以上経過します。

来ても来なくても最近はとても疲れやすく、頭が痛くなることが多いです。

恩師の張先生にお聞きしておきました。

排卵日のときに口内炎になりやすい」

口内炎は2つの種類に分けます。

1)違和感、口のネバネバ感を伴うもの

2)粘膜の炎症、びらんなど

通常は1日だけで口内炎がでることはない。

2)の場合には熱をとったほうが良い

排卵日」に「口内炎」になりやすいですから、気滞(きたい)と淤血(おけつ)の2つが絡んでいると思います。

補腎陰、活血の方法をとります。

漢方では涼性の二至丹と同じく涼性の百潤露を使います。

ふだんは漢方での「生理不順」対策に婦宝当帰膠と二至丹を毎日服用していって、「排卵日」前後に百潤露を使います。

排卵」の2~3日前から百潤露を併用します。

生理のときに、粘膜が充血して「のどの痛み」になる人もいます。

ふだんから百潤露を飲んでいると、「口内炎」の治りが早く、期間も短くてすみます。

百潤露は胃陰不足、胃陰虚を解消します。

百合は胃熱をとります。

漢方に興味があって「口内炎」でお悩みのかた、体質に合わせて「口内炎」の漢方相談してみませんか?

漢方相談は、漢方相談室のフォーム、ファックス(0237-48-1477)、お電話(0237-47-0033、0237-48-2550)で。

信州八ヶ岳・松原湖

<2011年7月17日 信州八ヶ岳松原湖

信州八ヶ岳・松原湖