こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
本日、寒河江市のハートフルセンターにおいて講演会の講師を務めてきます。
オファーがあってから約2週間。
生活習慣病のことや淤血(おけつ)についてなど、最大約10人くらいの方々にお話しする予定です。
今回の講演会は、長年当店のお客様である元教員の先生の提案により開催の運びとなりました。
ご自身が愛用されている冠元顆粒(かんげんかりゅう)の素晴らしさなどについても語ってください。とのことで、仲間に私の話を聞かせたい人がどうやらいるようです。
最近は、ずっと漢方薬局の薬剤師の先生たちへの講演会が主でした。
過去の私の講演会は、仙台、山形、東京、群馬、静岡、長崎、大阪など懐かしい思い出ばかりです。
今回は一般の消費者講演会ですから、何かしら中医学、中国漢方の世界に興味をもって頂けたら。。と思うのです。
過去に映画と読書でその世界を堪能したのは、「潜水服は蝶の夢を見る」です。
フランスの映画で、本も映画も舞台となっているパリから北部のベルクの海岸にある病院の描写も非常に美しく、また主人公のジャン=ドミニク・ボビーの左目のまぶたの瞬きによる言語をつなげる物語です。
脳幹の脳卒中になり目が覚めると話もできずに体も動かせないけれど、左目のまぶただけが動かせる体になっていました。
人気ファッション雑誌「ELLE」の編集長で仕事も人生も頂点に達しようとした43歳のときに、こころの意識だけが閉じ込められてしまうロックト・イン・シンドロームになってしまったのです。
私はスクリーンで観て感動し、そして「潜水服は蝶の夢を見る」の単行本も手に入れ読破し、そして数年前にWOWOWでの再放送、そしてフランスで放送された30分のドキュメンタリーも見ましたが、ジャンの生きる意欲、希望に感動し、そして涙したものです。
脳卒中の話から余談にそれて「潜水服は蝶の夢を見る」を熱く語ってしまいましたが、なんだかこの勢いをかって今日の午後からの講演会もうまくやれそうな気がしてきました。
明るい展開で話をつなげて、話を聞いた人たちが「なんだかわからないけど元気になった、やる気がでた」なとど、脳卒中後に引きこもるのではなくて、前にそして人生の希望を描けるような講演会になればいいな。と思います。
<2011年9月25日 山形市 蔵王と風に揺れるコスモス。そして田園風景>
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追伸です。
「2008.09.17 昨日の一日の相談と勉強会から」もお読み頂けましたら望外の喜びです。