おはようございます。
昨日の漢方相談で多嚢胞性卵巣症候群で生理不順のお客様、久しぶりにきちんと生理が来たそうです。
その訳は、一緒に連れてきた彼氏の存在も大きくて、「精神的な安心感があるかなあ」と言っていて仲良く2人でお帰りになりました。
生理が順調になってくることは良いことですね。(^^)
さて、多嚢胞性卵巣症候群の漢方の勉強をまとめていきたいと思います。
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PCO、PCOSの中医学弁証論治の基本
腎精→天癸(てんき)→衝任脈が流れる→包宮に血→生理s
PCO、PCOSの中医学病理機序
1)腎虚(じんきょ)─腎精不足、衝任空虚、胞脈失養
2)痰湿(たんしつ)─過食肥甘、痰湿内生、阻滞胞脈
3)淤血(おけつ)─痰湿不去、気血不暢、互結淤血
※ 痰湿タイプは肥満の人が多い
※ 淤血→排卵していない卵巣、痰湿はおりものが多い、痰湿をとらないと淤血になる。
土屋画伯、また下手ウマになってしまいました。^_^;
兼証:
陽熱亢盛─素体陽盛、過食肥甘、陽熱内薀(高T血症)つまり男性ホルモンが高いようなタイプ
肝鬱化火─七情不暢、肝鬱気滞、鬱積化火(高プロラクチン血症) ストレスなどが原因になりやすい。
PCO,PCOS臨床症状
腎虚─初潮が遅い、初潮から生理不順、卵胞発育障害
痰湿─多数小卵胞、おりものが多い、肥満
淤血─不正出血、無排卵、排卵障害
兼証:陽熱─高T血症(毛深い、ニキビ)
化火─高プロラクチン血症(胸張り、漏乳)
多嚢胞性卵巣の卵巣が硬い→淤血(おけつ)である。
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BBT特徴
BBT平坦、一層性
BBT不安定、一層性、二層性(低体温が多い)
排卵傾向薄い、肥満の人に多い、動かない→一層性
ところどころにBBTがあがる、排卵傾向がある。
上下の変動が激しい