お盆を過ぎて暑い毎日、残暑が続いています。
さて、「子宮内膜症」と不妊漢方…その7でまとめていきます。
今年の5月15日にあった講座の内容ですが、充実しているためになかなかまとめるのに時間がかかっています。…
子宮内膜症の炎症を抑えるためにシベリア○芝などの活用(とくに着床障害に)
シベリア○芝:免疫調整、炎症細胞を抑制する
体外受精をする予定のお客様にも。
体外受精だけ頼りにして卵がとれても分割しない、着床しない、流産する。
かならずくるので漢方薬と併用して成功率が上がる。
使用時期:低温期、高温期、妊娠中
生理期には、弓帰調血飲第一加減(膜状月経)→膜状のようなトロトロした月経状態の湿、痰湿をとる
低温期に炎症反応が強ければ卵胞の成長が妨げられる。
チャガをつかう。
体外受精のときには、排卵誘発剤を使って卵巣も腫れるし、基礎体温も高くなる。
むくみを解消するだけでなくて、炎症を抑えながらいい卵がとれるように。
高温期は着床を助けてあげる。
妊娠中、陽性反応がでたら シベリア○芝は2錠×2回が良い。
心拍確認までは2錠×2回、心拍確認後は1錠×2回、3ヶ月まで。
5つの花の生薬、涼○楽:BBT下げ、炎症を抑える
使用時期:低温期、高温期、妊娠中 (生理中は服用はお休み)
子宮内膜症、子宮腺筋症の場合には炎症細胞が溜っている。慢性炎症。
慢性炎症に一番効き目の良いものは野菊花。
何年か前に北京の西宛病院に行った。
そこの一人の子宮内膜の専門家の先生がよく使っていたものが5つの花の生薬に似ている生薬だった。5つの花の生薬を使って、内膜症の炎症を抑える効果とCA125を下げる効果、妊娠中の着床、着床障害、流産防止に。5つの花の生薬は5ヶ月以後まで、野菊花がCA125を下げ、炎症を抑える。
着床障害、流産予防に。
5つの花の生薬は3ヶ月は早い、6ヶ月に入ってから止めて良い。
<子宮腺筋症>
…妊娠が難しい
軽い腺筋症だったら着床できるのでうまくいけば出産できる。
妊娠率がゼロとも言われる。
子宮が腫れてボール状態になっている。
内膜と筋層 が融和状態で 子宮内膜はとても硬い。
発病年齢:30~50歳、約50%合併子宮筋腫、約15%合併子宮内膜症(骨盤内)
痛経:続発性、進行性加重(筋層 痙攣性収縮)
月経失調:月経過多、経期延長、(子宮内膜面積が広くなり、子宮収縮が悪い)貧血を伴う。
子宮増大:子宮均等性増大、ボール状、質硬い、圧痛。(内膜様組織が筋層 内に湿潤性成長、水腫、出血)
不妊:着床障害
診断:腹部超音波、MRI
治療:手術(子宮摘出、核出、子宮内膜<13mmの軽い患者)、再発しやすい、ホルモンで生理を止める、子宮動脈塞栓術
挙児希望が無かったら子宮をとるのが一番早い。
<2012年8月12日 山形市 芙蓉の花が綺麗です。遠くは山形市、南ジャスコなど>