ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

子宮内膜症と漢方…その7 (子宮腺筋症についても)

お盆を過ぎて暑い毎日、残暑が続いています。 

さて、「子宮内膜症」と不妊漢方…その7でまとめていきます。 

今年の5月15日にあった講座の内容ですが、充実しているためになかなかまとめるのに時間がかかっています。…

  

子宮内膜症の炎症を抑えるためにシベリア○芝などの活用(とくに着床障害に) 

シベリア○芝:免疫調整、炎症細胞を抑制する 

体外受精をする予定のお客様にも。 

体外受精だけ頼りにして卵がとれても分割しない、着床しない、流産する。 

かならずくるので漢方薬と併用して成功率が上がる。 

使用時期:低温期、高温期、妊娠中 

生理期には、弓帰調血飲第一加減(膜状月経)→膜状のようなトロトロした月経状態の湿、痰湿をとる 

低温期に炎症反応が強ければ卵胞の成長が妨げられる。 

チャガをつかう。 

体外受精のときには、排卵誘発剤を使って卵巣も腫れるし、基礎体温も高くなる。 

むくみを解消するだけでなくて、炎症を抑えながらいい卵がとれるように。 

高温期は着床を助けてあげる。 

妊娠中、陽性反応がでたら シベリア○芝は2錠×2回が良い。 

心拍確認までは2錠×2回、心拍確認後は1錠×2回、3ヶ月まで。

  

5つの花の生薬、涼○楽:BBT下げ、炎症を抑える 

使用時期:低温期、高温期、妊娠中 (生理中は服用はお休み) 

 

子宮内膜症、子宮腺筋症の場合には炎症細胞が溜っている。慢性炎症。 

慢性炎症に一番効き目の良いものは野菊花。 

何年か前に北京の西宛病院に行った。 

そこの一人の子宮内膜の専門家の先生がよく使っていたものが5つの花の生薬に似ている生薬だった。5つの花の生薬を使って、内膜症の炎症を抑える効果とCA125を下げる効果、妊娠中の着床、着床障害、流産防止に。5つの花の生薬は5ヶ月以後まで、野菊花がCA125を下げ、炎症を抑える。 

着床障害、流産予防に。 

5つの花の生薬は3ヶ月は早い、6ヶ月に入ってから止めて良い。

  

 <子宮腺筋症> 

…妊娠が難しい 

軽い腺筋症だったら着床できるのでうまくいけば出産できる。 

妊娠率がゼロとも言われる。 

子宮が腫れてボール状態になっている。 

内膜と筋層 が融和状態で 子宮内膜はとても硬い。 

発病年齢:30~50歳、約50%合併子宮筋腫、約15%合併子宮内膜症(骨盤内) 

痛経:続発性、進行性加重(筋層 痙攣性収縮) 

月経失調:月経過多、経期延長、(子宮内膜面積が広くなり、子宮収縮が悪い)貧血を伴う。 

子宮増大:子宮均等性増大、ボール状、質硬い、圧痛。(内膜様組織が筋層 内に湿潤性成長、水腫、出血) 

不妊:着床障害 

診断:腹部超音波、MRI 

治療:手術(子宮摘出、核出、子宮内膜<13mmの軽い患者)、再発しやすい、ホルモンで生理を止める、子宮動脈塞栓術 

挙児希望が無かったら子宮をとるのが一番早い。

 

芙蓉の花が綺麗です

 <2012年8月12日 山形市 芙蓉の花が綺麗です。遠くは山形市、南ジャスコなど>