不妊症における漢方薬局の役割
こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日の3月27日、日曜日は休みを利用して仙台に行きました。
南東北中医薬研究会の定例会に参加するためです。
<2018年3月27日 途中に見える鎌倉山です。48号線、仙台に近づくにつれてあちこちで白梅が咲いていてとても綺麗でした。春の装いです>
講師は河野康文先生です。
イスクラ高円寺塾で中医学を勉強していたときにお世話になった中国人の漢方の先生です。
先生は北京出身で穏やかな人柄で一緒にいるととても落ち着きます。
私は南東北中医薬研究会の会長をしていますので、今回の河野先生の話は3年コースで年に2回のペースでじっくりと教えて頂くことを希望しました。
不妊教育プログラムで「不妊症における漢方薬局の役割」「問診票の取り方」など基礎を固めた内容でお願いしました。
<2016年3月27日>
河野先生とは不妊カウンセラー養成講座などでもよくお会いして、非常に親しくさせて頂いています。
第一部 不妊症における漢方薬局の役割
1.日本の不妊事情…少子化じわり進行、ART(体外受精)で生まれた子供の数
2.不妊治療の現状…ARTの妊娠率、生産率、流産率
3.不妊診察の特殊性…内科、外科、婦人科とはどう違うのか?
治療の結果(妊娠、出産)に保証がない、不妊症は健康や生命に脅かすことがない、しかし不妊治療には侵襲性と副作用がある。
診療の選択肢が多い 治療ステップ 1)タイミング 2)排卵誘発 3)調節卵巣過剰刺激、人工授精 4)体外受精、顕微授精など。
倫理面の問題 AID(提供精子による人工授精、卵子の提供、受精卵の提供、代理出産、出生前診断、着床前診断…)
4.自己決定とインフォームド・コンセント…不妊治療には「自己決定」が必要です。
インフォームド・コンセント 説明→理解→同意
5・漢方薬局の役割
1)ベストな選択について本人と一緒に考える→基本検査に基づいて
2)必要な情報を分かりやすい言葉で提供し、本人の「自己決定」を支える
3)本人の自己決定を尊重する
4)「子供は授かるもの」 頑張らない、一生懸命に努力して手に入るものではない
不妊治療の中→心の管理、計画を立てる、体の管理
5)漢方薬で体作り
補法;養血(ようけつ)、補腎(ほじん)
瀉法:疏肝(そかん)、行気(こうき)、活血(かっけつ)、利水
→体質改善、卵巣機能アップ
→妊娠しやすい環境作り、排卵誘発剤やホルモン剤による副作用の軽減
不妊症に対応する3本柱 中医学、中成薬→西洋医学の知識→カウンセリング
など、また機会がありましたらログしていきたいです。
南東北中医薬研究会の子宝の不妊漢方相談の基礎固めが終わったにお時間に余裕のある漢方薬局の先生方と河野先生とでお茶をしました。
いろいろとお話ができて、さらに嬉しかったです。
こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。
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