先日、出産後にお祝いのコラムの許可を頂いたお客さまに1年後にやっと文章化しまして、メールを送ったところ、幸いにもお客さまはまだ引っ越ししておらずにメルアドも変更がなくて無事にご自身にも読んで頂きました。
3日後に帰ってきたメールには
「幸太郎先生
ご無沙汰しています。
コラム読ませて頂きました。
読んでて懐かしく感じるのと、あの時は妊娠したい一心で幸太郎先生にたくさん相談に行ってましたね。
幸太郎先生に話を聞いてもらって勇気づけられたし、漢方を飲んでからの変化がすごかったのを覚えてます。
娘も元気にスクスク成長しています!」
と高評価で嬉しく思った次第です。
家から歩いて当店に来店できましたので歩いてくる途中に「妊娠するぞ、妊娠するぞ」と呪文を唱えていたそうです。
初めて漢方相談に来店されたときの基礎体温は低温期が36・5℃ぐらい、高温期も36.7~36.8℃前後であまり低温期と高温期の差がない状態でした。
いわば「上げ底」のような感じでメリハリが足りないような基礎体温でした。
ちょうど低温期が高めのときには、つまり36・5℃前後と高めのお客さまには月経周期療法の1つの方法では、杞菊地黄丸、二至丹、亀鹿仙などの補陰(ほいん)とよばれるものをお勧めすることが多いです。
瀉火補腎丸や酸棗仁湯、天王補心丹、蓮心茶などもしばし使われます。
ただお客さまはストレスが多かったこと、便秘があって毎日の排便がありませんでしたので、「二陽の病は心脾に発す」と言われますように漢方薬での健康の基本は「食欲とお通じ」です。
そこに着眼して、お通じをストレスの両方を解消する漢方薬をお勧めした結果、お通じが良くなり、基礎体温もきれいになってトントン拍子で妊娠!の運びとなりました。
漢方薬は間違っても麻子仁丸とか防風通聖散 とか大黄、センナ、アロエなどが入っている安直なものではありません。もっと深い漢方相談の理由から選んだものです。
今日のお客さま、顔色がとても良くて赤ちゃんを産んでからますます若返ったそうでした。
年末年始には実家には1ヶ月ぐらいいたそうです。
お子さまも1歳を過ぎて断乳を最近始めたばかり。
ということでしたので、体づくり、今後の第二子のためにも役立つ漢方、炒麦芽や婦宝当帰膠などをご紹介させて頂きました。
第一子のときにはカバサールが産婦人科の先生から処方されていて高プロラクチン血症と診断されていましたので、授乳中に生理が再開していなくてまだ排卵していないのも心配になっているそうです。
ですから、漢方薬もゆっくりと始めっていって無理なくお続け出来る金額で決めてもらいました。
お子さまはもう立てるようになってくるっとターンしたり、店頭のサトチャン人形と遊んだり、かなり雰囲気良かったです。
お客さまはヨチヨチ歩きのお子さまを優しい目でみてお帰りになりました。
2017年1月25日 山形市文翔館
実は初めてゆっくりと周囲を散歩したり見学しました。
雪景色が素晴らしくまるでヨーロッパのような雰囲気でした。
この木は欅(けやき)ですね!
大空にピンと手を張ったかのような欅です。
凛々しいです。
文翔館と欅