こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日は雨降りになった山形です。
昨日の天気予報では米沢など雪だるまマークがあって冬将軍の居残りに肌寒さを感じています。
さて、当店で実際に膣炎で漢方薬を服用されているお客さまより以下のような漢方相談を受けました。
「腟炎慢性化し治療するも痒みがとれない相談いたしました。
漢方飲んでからは菌はでていませんがやはりまだ痒みとれません。
婦人科でホルモンのエストラーナテープ治療はじめましたが、三種の漢方そのままで続けてよいでしょうか。
膣炎の漢方薬に関しては4ヵ月飲んでいますがまだ飲んでいないと効果でないものでしょうか?
時間がかかるものと思っていますがつい辛いので焦ってしまいます。
すみません。
よろしくお願いいたします。」
平成27年11月21日より漢方相談をしている、膣炎の陰部の痒みの漢方相談を担当させて頂いています。
老人性膣炎(萎縮性膣炎)で婦人科にも通いました。
カンジダ菌、大腸菌がみつかってカンジダ膣炎と診断されました。
再発を繰り返しています。
痒みが残っています。
萎縮性膣炎が治らないストレスで7月に動悸、耳鳴りもでました。
食欲不振も。
冷え性で手足が冷えます。
立ちくらみ、めまい
話は戻りますが、老人性膣炎とは
老人性腟炎とは
老人性腟炎は卵巣の機能が低下したことによって、女性ホルモンの分泌も低下し、膣の自浄作用が低下して善玉菌の割合が減少して起こる膣炎です。
以前は、老人性腟炎と呼ばれることが一般的でしたが、更年期や閉経期の年代を老人と呼ぶのはふさわしくないことや、年齢に関係なく卵巣摘出手術を行った人もなりやすいことから、最近では萎縮性膣炎と呼ばれています。
昨日の午前中に東京にいる私の師匠、中医師の何先生という上海出身の先生にお聞きしておきました。
老人性膣炎・萎縮性膣炎の漢方相談。扶正去邪で炎症を軽減させる
何先生から閉経後の萎縮性膣炎、老人性膣炎について教わったこと
「更年期は膣の粘膜、陰部の皮膚が弱くなる。
回復が遅いのでさらに痒くなる。
美肌油の外用、入浴したあとに塗る。
下着が汚れやすいので寝るときにはスカートなどを履いたほうがいい。
美肌油は粘膜の修復に役立つ。
炎症を抑えながら回復を早める。」
「5つのお花の生薬で膣炎の炎症を軽減させる漢方を使ってみる。
膣炎、下腹部の消炎作用に。
美肌油も内服する、粘膜を強めます。
1回2カプセル×3回
老人性膣炎、萎縮性膣炎の痒みの原因となる湿熱をサッパリさせる漢方薬は外すか、または半包に減量する。」
「50代女性は体が冷えている。
少し、血流たっぷりの冷え性を軽減する漢方薬も入れていいと思う。
ホルモンの減少とも関係ある。
粘膜の弱り、免疫力低下↓ 感染しやすくなる。
陰部が感染しやすくなる。」
「血流たっぷりの冷え性を軽減する漢方薬で扶正去邪になる。
血流たっぷりの冷え性を軽減する漢方薬+美肌油→扶正 粘膜強化、ホルモン減少を助ける。免疫力増強
老人性膣炎、萎縮性膣炎の痒みの原因となる湿熱を解消する漢方薬は半量またはいったんお休み+山形県でひょっとしていいことあるかも生薬+5つの花の老人性膣炎、萎縮性膣炎の炎症を軽減させる漢方生薬→去邪
痒みや炎症を抑えるグループ」
弱い部分を救って、炎症を解消して治していきます。
さすが、何先生!
と心から尊敬した次第です。
<2017年3月14日 東根市>
雨降りの中、傘をさして営団方面まで散歩していきました。
春を待つ果樹畑、剪定している季節が好きです。
大森山眺め
3月の剪定しているラ・フランス畑
3月の果樹園の雪景色