こんにちは!
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日まで所要があり今日から仕事に復帰しています。
最近の漢方相談の傾向としては先週の土曜日には、子宝漢方相談以外にも、ちょうど私と同世代またはちょっと上の先輩世代の相談が増えてきました。
家庭を持っていてお子さまも成人になった40代、50代、60代の女性の漢方相談です。
防己黄耆湯や七物降下湯など漢方。手根管症候群やむくみ、ダイエットの話題など。
①ちょうど土曜日はたまたまになりますが、子宮腺筋症があるかた、また肥満傾向にあって、むくみを解消しつつダイエットに、手根管症候群などの痛みをとりたいなどの相談の方たちは「防己黄耆湯」になりました。
いまのところ、小太郎製薬さんのものを使っています。
匙倶楽部 防己黄耆湯
本剤は、体の水分代謝機能をよくし、むくみなどをとる効果がある処方です。
防已黄耆湯エキス細粒G「コタロー」
は、汗かきで疲れやすい水太りの方、体の重だるい方に効果があります。また膝や足の関節に腫れや痛みがある場合にも用いられます。
【効能・効果】
体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症:
肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)、多汗症、肥満に伴う、関節の腫れや痛み、むくみ
…
クロワッサンプラスの体質チェック表によれば、かなりの確率で土屋薬局に来店されるお客さまは「気虚(ききょ)」といって疲れやすい体質が多いようなのです。
疲れやすい=気虚の場合には、浮腫んだり、肥満になって体重が気になります。
いわゆる「水太り」です。
日本漢方のほうも父が昔の昭和30年代、40年代などの大塚敬節先生の著作なども揃っていますので、そちらもお客さまに説明してモチベーションを上げてもらってから服用しています。
とくに漢方相談料も頂いていませんし、ゆっくりと体質を説明していますのでそれが好評なのようで、7月15日の漢方相談の40代、50代の女性のお客さまたちは帰り際で速攻で2週間後の予約をとってお帰りになりました。
昔、星薬科大学で漢方講座、4年のときに選択したのですが、剤盛堂薬品の先生でした。星薬OBの先生なので忙しいところをわざわざ戸越銀座までおいでくださって漢方を教えてもらいました。防己黄耆湯などの商品を目にすると、そのときの様子なども目に浮かんだりするわけです。
②最近、七物降下湯という大塚敬節先生創作の漢方薬の効き目も随分と良いことがわかりました。
よく中医学だと1種類の漢方よりは「合方」として複数の2~3種類の漢方をお勧めすることもあるのですが、日本漢方の精神で1つだけの漢方で40~60代の方は様子を見たりします。 こちらは高血圧や腎臓病などにいいですね。
補気活血する処方です。菅沼栄先生の本によれば養血清肝(ようけつせいかん))です。虚証の高血圧によるめまいなどに、またこの処方や黄耆や黄柏といった生薬も入っているので腎臓によいです。大塚敬節先生ご自身の著作では、ご自身の高血圧による眼底出血ならびに高血圧に劇的に効果があったことが書かれています。
当店でも一人のお客さまの愛用者がいらっしゃって、血圧のコントロールに力を発揮しています。
③そういえば、先日、お隣の県から大腸がんの術後の相談もありました。
いまは病院でも大腸がんを手術するところ。その後の経過を診る先生。
このように、「切る先生」「診る先生」と分かれているようですので、大腸がんの術後の体調不良などで困っているお客さまがいることがよくわかりました。
私もそのような、がんの患者さんの気持、とてもよく分かりますので、真摯にお話をお聞かせして頂きました。
帰りには、お客さまの目がキラリ!と光っていたので、薬局薬剤としても嬉しかったです。
薬局薬剤師の場合には、どちらかと言うとお客さまの立場に近いほうですから、一緒に悩み、一緒に問題を解決しよう!という立場です。
ということで最近の漢方相談の模様でした。
ダイエットでいえば若い世代にありがちな内容でなくて、「来月は勤続30周年でスーツを着るのでぜひ痩せたいです」とこちらも「おめでとうございます!」とお声を掛けたくなる素晴らしさです。
40代、50代、60代の私と同世代、先輩世代の各種、漢方相談もお受けしています。
<2017年7月16日>
先日、また猿羽根山地蔵尊に行ってきました。
妻が大石田で所要があるときに、私はその待ち時間を利用して猿羽根山に行きます。
スピリチュアルを感じるところで気持が安らぎます。
猿羽根山は「峠」でもあります。
実に眺めが素晴らしいです。
猿羽根のお地蔵さんです。
舟形から来店されるお客さまから教わったことがきっかけです。
線香をあげてきました。
紫陽花が色鮮やかに咲いている猿羽根山でした。
当ブログの読者のみなさまも読んでいるだけで日本三大地蔵のご加護がありますように。