土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

多嚢胞性卵巣症候群の方の新規の漢方相談

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

午前中はずっと子宝相談の漢方が続いていました。

20代の排卵障害、多嚢胞性卵巣症候群の方の新規の漢方相談と40代の方の体外受精での凍結融解胚移植を成功させるご相談です。

20代で土屋薬局に来店されるお客様の場合には生理不順、多嚢胞性卵巣症候群といって排卵障害があってなかなか排卵誘発剤に反応しづらい場合と卵巣機能そのもの弱りの2つのパターンが多いようです。

多嚢胞性卵巣は小さな卵胞が卵巣表面に数多くあるも、主席卵胞が大きく育ちにくい。

子宮内膜はある程度肥厚するが、卵胞発育によるそれ以上のE2の増加はなく、また排卵による黄体ホルモンの分泌もないために子宮内膜が安定せず、内膜が維持できなくなり、子宮内膜が剥がれ落ちて破綻出血を生じる。

これが不規則な不正出血の原因となる。

それでも20歳代では毎月1個の卵が主席卵胞になりゆっくりとした発育ながらも排卵することが多いが、30代半ばになると卵巣表面の組織が硬くなり徐々に卵胞発育が排卵が困難になり、卵胞期延長による月経周期の延長から月経不順を経て次第に不規則な破綻出血に終える無排卵周期が多くなり、ついには無月経になる。

PCO、PCOSの中医学弁証論治の基本

腎精→天癸(てんき)→衝任脈が流れる→包宮に血→生理s

PCO、PCOSの中医学病理機序

1)腎虚(じんきょ)─腎精不足、衝任空虚、胞脈失養

2)痰湿(たんしつ)─過食肥甘、痰湿内生、阻滞胞脈

3)淤血(おけつ)─痰湿不去、気血不暢、互結淤血

※ 痰湿タイプは肥満の人が多い

※ 淤血排卵していない卵巣、痰湿はおりものが多い、痰湿をとらないと淤血になる。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と漢方について」こちらから抜粋させて頂きました。

20代のお客様の場合には 1)月経周期が遅くなる時がある  2)基礎体温表が高温期が36・7℃よりも低めでしたので、まずは初回ですから 気血水の廻りをそれぞれ改善しながら、活血化瘀(かっけつかお)といって血行を改善して排卵をスムーズに促すことをメインにしました。

お客様を大いに励ましてまたのご来店のときに相談していくことになりました。

今日は、ほか妊娠されたお客様からの妊娠中の不正出血対策の漢方についてなどのお問合わせがありました。

みなさま良い結果につながりますのように精一杯漢方相談していきたいです。

多嚢胞性卵巣症候群の漢方相談。体外受精で駄目だったけど自然妊娠!こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。

芙蓉の花

<2017年8月3日 芙蓉の花>

芙蓉の花