土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

2人目不妊(続発性不妊症)の漢方体験談、少しプロラクチン高い

本日、2回目のココログ版土屋薬局 中国漢方通信の更新です。

 

 

基本的には、お店のなかでの嬉しいお話を みなさまと共に共有して、一緒に嬉しさを分かち合おうということがコンセプトですので、その法則では1日に2回の更新も「あり」になります。

 

 

最近は、業務が多忙のためにDMを発送できていませんが、(DMとは郵便物などで情報を載せたものを同封することです)、以前にお送りしていたときには、「嬉しいお知らせ」が「とても励みになります」「私もがんばります」ととっても好評でしたので、このココログ版もお役にたてば、、、と密かに期待しています。

 

 

では、行ってみましょう。

 

今日の嬉しいお便り。

 

 

「19週目です。おめでとうございます」

 

 

30歳のかたです。

 

Nさんとします。

 

 

昨年の4月13日が初めての相談日です。

 

平成8年に結婚されまして、その年には一人目のお子様が生まれました。

 

その後、なかなか2人目ができません。

 

 

続発性不妊症、2人目不妊の子宝漢方相談です。

 

 

「セカンド不妊」という言葉があるように、二番目の子供が欲しいと思ったときに妊娠できずに悩んでいる方は、多いようです。

 

 

理由の一つに、第一子の妊娠、出産、産後そのものに原因がある場合があります。

 

母体は妊娠中、胎児を養い、出産では体力を消耗します。

 

 

出血、産後の悪露(産後、子宮や膣内に残っている血液や分泌物の固まり)排出、子宮復旧と続き、さらに「授乳、育児」と母体にとっては負担の連続です。

 

 

そのために産後は、ホルモンの働きが低下したり血行が悪くなります。

 

つまり、第一子の出産による身体の消耗が、第二子の妊娠がしにくい体にしてしまう場合もあります。

 

 

さて、話を戻ります。

 

Nさんは、器質的な疾患はありません。

 

 

少しプロラクチンが高いです。

 

プロラクチンは19くらいだそうです。

 

 

テルロンを服用しますが、吐き気などの副作用があります。

 

 

昨年には体外受精をしました。

 

今は、婦人科はお休みしています。

 

 

初潮は、13歳で、周期は30日。生理は5日間です。

 

4月2日から生理が始まっています。

 

たまにレバー状の血塊がでます。

 

 

PMSなどの生理前のつらさはありませんが、排卵日が分かりにくいそうです。

 

 

たまに頭痛です。

 

食欲はあります。胃もたれ、胸焼けはありません。

 

便通、お小水ともに正常です。

 

若干、寒がりです。

 

 

ご主人様は、35歳で、クレーンの運転手さんです。

 

 

当店からは、養血調経作用のある「当帰を主成分とした漢方薬」と「プラセンタ製剤」をお勧めしました。

 

 

「プラセンタ製剤」は、体全身を元気にしまして、ホルモンバランスを良くしたり、体の若返りなどに役立ちます。

 

 

子宮内膜や、卵胞が育つことにも、この2つの組み合わせの「当帰を主成分とした漢方薬」と「プラセンタ製剤」は有効です。

 

 

 

6月19日。

 

 

生理前後、とくに生理前に頭痛があります。

 

まだ母乳がでます。

 

生理前の胸の張りがあります。

 

プロラクチンのせいかもしれません。

 

 

「当帰を主成分とした漢方薬」と「プラセンタ製剤」に「麦芽を炒ったもの」の併用をお勧めしました。

 

 

7月14日

 

 

まだ母乳がでます。

 

生理前にはお腹の痛みがあります。

 

排卵日前後にも下腹部痛があります。

(排卵痛ですね)

 

 

 

8月9日

 

 

母乳がでます。生理前には、お腹が痛みます。

 

 

以前テルロンを服用していたときには、母乳は治まっていたそうです。

 

 

9月2日

 

 

妊娠反応がでました。

 

しかし出血があったので子宮外妊娠かもしれないとのことでした。

 

 

 

9月30日

 

まことに残念ながら子宮外妊娠だったので、2週間入院していたそうです。

 

体力は回復してきたそうです。

 

基礎体温は、低いままです。

 

次の生理を待っている状況です。

 

早く回復して頂きたいです。

 

 

12月4日

 

 

10月と11月に生理がきました。

 

子宮卵管造影をしましたが、良いとのことです。

 

 

「当帰を主成分とした漢方薬」と「プラセンタ製剤」「麦芽を炒ったもの」をしっかりと服用していきます。

 

 

流産後のケアにも、漢方薬は役立ちます。

 

 

これらの漢方薬は、流産後の建て直しと次の妊娠を目指すという「一石二鳥」の漢方になります。

 

 

養血調経作用の漢方を服用していると体調が良く、頭痛もないし、冷え性もないそうです。

 

 

風邪を引きやすかったのですが、漢方を服用しているせいか今年は風邪もひいていません。

 

 

 

平成16年1月7日

 

 

今回は生理が長いそうです。8日間。

 

手足も冬季のせいか、冷えます。

 

食欲はあります。お通じやお小水もいいです。

 

引き続き、「当帰を主成分とした漢方薬」などは継続です。

 

「継続は力なり」です。

 

 

 

3月4日

 

今回は、生理が5日間でした。不正出血はありません。

 

生理痛もなく、経血量も変化はありません。

 

 

4月14日

 

今までの漢方薬に、「卵巣年齢に良い漢方薬」をお勧めしました。

 

 

生理後10日間、1回二分の一丸を1日2回、朝晩の服用です。

 

お乳は、まだ出るそうです。

 

 

~~~

 

 

6月16日

 

 

待望に、待ちに待った妊娠です。

 

陽性反応です!

 

胎嚢も見えました。

 

子宮外妊娠でもありませんでした。

 

前回のこともありますので、慎重に経過を見ていきましょうとのことです。

 

 

安胎法を継続します。

 

 

9月22日

 

そして、今の9月22日です。

 

19週目です。

 

もうすぐ6ヶ月です。

 

安定期に入っています。

 

お腹が張っているのでウテメリンを処方されています。

 

しかし、かえって副作用で飲みづらいそうです。

 

足も最近、冷えてきているそうです。

 

今まで、漢方を安心してお休みしていましたが、今日から再び体調を良くするためにも補血剤を服用するとのことでした。

 

 

Nさん、どうもおめでとうございました。

 

良かった、良かったです。

 

 

綿の実

 

今朝、撮影した「綿の実」です。

 

花が閉じて、変化中です。

 

これから、本当に「白い綿」が出てくるのか?興味津々です。

 

綿の花(綿花)」と「最後の綿の花」もご覧になってくださいね。