2005年6月12日に撮影のユキノシタです。
ユキノシタは、過去に漢方コラムの「ユキノシタ(「ビッグ・ウェンズデー」の話)でも特集しています。
そのコラムでも書いていますが、私は星薬科大学の1年生のときに、生薬学で「採葉(さくよう)」といういわば「押し花」の課題がありました。
東京の都心ではなかなか「採葉」は難しいですので、北鎌倉まで電車で行くこととなりました。
先輩たちに連れられて、鎌倉を散策、観光しながら、「採葉」をすることはとても楽しかった思い出があります。
鶴岡八幡宮とか銭洗い弁天とか、良かったなあ。。
さて話は戻りますが、北鎌倉の駅に降りた私たちをぷーんと植物や木々の緑の芳香感が包み込んで、それはとても気持ちが良いものでした。
鎌倉は歴史のある街ですから、石垣なども多く、当然にユキノシタも持参したビニール袋に入れて、鎌倉散策を楽しんで帰路につきました。
ですから、今もユキノシタを見るたびに「採葉の季節」がやって来たことを知り、6月の新緑の気持ち良さを肌身に実感するのです。
桜やさくんぼやりんごの果樹の花とも違い、それはそれはひっそりと地味に咲いている姿がまたいじらしくて好きなんです。