ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

男女の更年期と神経症と漢方療法(3)…耳鳴りの漢方相談のコツ

シリーズ3回目です。

今回は、「男女の更年期と神経症と漢方療法(3)」です。

前回の第二回目の要点は、女性のかたは「7歳」で年を重ねることでした。

7×2=14歳で初潮がきて、7×4=28歳で人生のピークを迎えて、その後 7×5=35歳で徐々に下降線となり、7×6=42歳前後から更年期となり、7×7=49歳で閉経となります。

私たち男性は、「8歳」で数えていきます。

8×2=16歳で射精できて、8×4=32歳で人生のピークを迎えて、徐々に下降していきます。

8×5=40歳から、8×6=48歳などが更年期を迎えていく年代ですね。

さて、臨床分型です。

1)陰虚陽亢(いんきょようこう)、腎精不足(じんせいぶそく)

症状:自汗(日中に汗が出ること)、寝汗、いらいら、怒りっぽい、めまい、手足のほてり、不眠、腰膝がだるい、不眠、耳鳴り、月経量少ない、舌が紅くて苔が少ない。

治法:補益肝腎(ほえきかんじん)、滋陰潜陽(じいんせんよう)、補腎精(ほじんせい)

2)気血両虚(きけつりょうきょ)、腎陽不足(じんようぶそく)

症状:疲れやすい、腰膝だるい、冷え、むくみ、不眠、舌質胖大(ばんだい)、歯痕(しこん)、苔薄白(はくはく)。

治法:補気益血(ほきえっけつ)、補腎陽(ほじんよう)

3)気滞血淤(きたいけつお)

症状:頭痛、肩こり、動悸、不安、いらいら、不眠、舌質青紫あるいは淤斑(おはん)。

治法:活血化淤(かっけつかお)、理気解鬱(りきげうつ)

4)痰湿内阻(たんしつないそ)

症状:頭痛、頭重(ずじゅう)、むくみ、胸悶(きょうもん)、不安、多夢(たむ)、舌質暗紅(あんこう)、苔白厚(はくこう)、黄厚(おうこう)。

治法:去湿化痰(きょしつかたん)、健脾和胃(けんぴわい)

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蔵王の空を背景に、ねむの木が勢いよく育っています。

補足:私のノートより

海燕先生の話しより

更年期障害で、海馬や鹿茸などの補腎(ほじん)の漢方薬の効果がない場合には、「もともと神経症がある場合がある」 たとえば、海馬補腎丸や参茸補血丸など

また、耳鳴りでも耳鳴丸が効かない人は、緊張感が強いことが多い。

すべての問診のときには、病気が発症した理由を聞く。

耳鳴りの漢方相談 臨床例(1)

45歳の人→当帰を主成分にした婦宝当帰膠とストレスを緩和する逍遥丸、そして補腎漢方薬の参茸補血丸とイーパオを服用して耳鳴りがきれいに治った。

耳鳴りの漢方相談 臨床例(2)

55歳の人→耳鳴丸などの補腎漢方薬を使っても耳鳴りに効き目がない→本来は、老化とともに減っていく「腎精(じんせい)」を補っていけば耳鳴りや難聴は軽減するはずだが、症状が改善しない→ストレスにより肝気鬱結(かんきうっけつ)の緊張状態がとれない。

43歳で不妊症の人。

独身だが結婚して妊娠したい。

卵巣嚢腫があり、漢方相談後2ヶ月後にガンだと分かった。

その2ヵ月後に手術をしたが、良性であった。

漢方では、ガンの対策も同時にやっていくと良い。

この症例は、初診の相談からガンも念頭においていたのが、功を奏した。

○白花○舌草→ガンの予防に

疲れやすい人は、病院で一度検査したほうがいい。

糖尿病などもある。

漢方対策法は、補気剤で元気を補っていく。

○麦味参顆粒(生脈散製剤)→気陰両虚(すべての糖尿病にも使える)

○西洋人参→熱がこもるとき、神経質、舌が紅い人

○衛益顆粒→むくみにも良い、リンパの循環が良くなる。肌にも良い。

シベリア人参→ロシアでは心臓病に使う

○香ロゼア→温性、高血圧の人には使わない

○チャガ→胃炎にも良い。

日本では香砂六君子湯はよく効く(イスクラ健胃顆粒として販売されています)

酸棗仁湯→滋陰清熱

川弓は脳の血行を良くする。

だれでも更年期のときに使用できる。

※気の流れも良くしたほうがいい。

西蔵王高原ラインのハス池

西蔵王高原ラインのハス池。

ステキな眺めです。

私は、こういう景色も大好きなんです。