ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

女性のための漢方レッスン(3)…当帰の昔話 無月経を治した薬草

女性のための漢方レッスン(2)…女性のバイオリズムとは? 卵巣機能不全、卵巣機能低下 -」の続きです。

 

女性ための漢方レッスン

 

女性の体のトラブルの主な原因

 

○血虚(けっきょ)─貧血、血(けつ)の不足

○気滞血淤(きたいけつお)─自律神経失調、血流が悪い

○腎虚(じんきょ)─卵巣機能の低下

 

女性のリズムを整える3法則

 

「養血(ようけつ)」「活血(かっけつ)」「補腎(ほじん)」

 

1)養血(ようけつ)    

 

漢方薬…婦宝当帰膠

食べ物…棗(なつめ)、ラム、きくらげ、人参、トマトなど

色が赤いものは、血を養います…たとえば、ほうれん草の根元の赤い 所は栄養多い。

ラムだと、東京ではジンギスカンが流行っています。

 

「美」の字 は、羊に大と書くくらいですから、「ラム」は食べるとよいでしょう。

 

(注釈:先月に蔵王温泉に温泉仲間と楽しく宿泊したのですが、東京の友人が言うには、やはり「東京ではジンギスカンが流行っている」そうです。狂牛病で牛よりも、羊の時代でしょうか?ところで「蔵王」は「ジンギスカン発祥の地」という説があります。山形新聞でも特集していましたし、蔵王の温泉街でもそういう張り紙がありました)

 

食べ物で血けつ)の不足を補えない人は、婦宝当帰膠を飲むといいです。

 

 

ちょっと一休み

 

「当帰(とうき)の昔話」

 

昔、中国のある村に薬草採りの父親がいましたが、ある日山の中で猛獣に食べられて死んでしまいました。

その息子である青年もやがて後を継ぎ、薬草採りになり、山に行きました。

ところが青年は結婚していたのにも関わらず、山に入ったきり3年間も帰ってきません。

奥さんは、その間はずっと青年である主人の帰りを待っていましたが、とうとう再婚してしまいました。

ところが、奥さんは主人の帰りを待ちわびたばかりか、ストレスが過度となり、無月経になってしまったのです。

 

ちょうどタイミングが悪いことに、青年が帰ってきました。

そこで自分の妻が結婚することを知るも、山で採取してきた「ある薬草」を元妻のところへ置き去りました。

 

奥さんは、その薬草を煎じて飲んでいたところ、血色が良くなり無排卵、無月経が治り、不妊が治り子供ができました。

 

ご主人は、「当(まさ)に帰るべきだった」

この由来から、その無月経を治した薬草は「当帰(とうき)」と呼ばれるようになりました。

 

当帰(とうき)の効能、効果

血を養う、循環を改善する、月経を調整する、通便作用、美肌作用など

 

当帰の花

 

当帰の花

これが当帰が配合の婦宝当帰膠です。