ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

不妊と生活習慣、薬剤。性交渉とセックスレス、男性不妊漢方

今週末の14~15日(土日)は、東京のイスクラ産業という漢方の会社の7階で、「テレビお茶の間講座10月スクリーニング」があります。

今回の勉強するテーマは、「補腎薬の効果的な使い方」「安胎法(あんたいほう)」についてです。

補腎薬(ほじんやく)」とは、「補腎の話」でも軽く述べましたが、五臓の「腎(じん)」を強化する漢方のことです。

五臓の「腎(じん)」は、お父さんの「精」とお母さんの「精」が合体して誕生した私たちの「腎精(じんせい)」を保っているところです。

「成長、発育、老化、死」に関係するところが「腎(じん)」です。

「腎(じん)」が元気だと体は若々しいです。

アンチエイジング」「抗加齢」の世界です。

不妊症では、「性交渉」「性欲」「卵の質」「卵の数」「精子の数、運動率」などが、中医学では「補腎(ほじん)」と関係がある分野です。

第19回不妊カウンセラー養成講座」では聖路加国際病院の婦人科部長 佐藤孝道先生の講演の「ガイドライン・文献から学ぶ 不妊と生活習慣、薬剤」の中で「性交渉」のところがありました。

○性交渉はいつ何回ぐらいすればよいのか?

2003年7月から2006年2月までの聖路加国際病院生殖医療センターでの統計では、「半数は月に2回以下」で「性交渉が無いに等しい」ということでした。

データーは、39歳以下と40歳以上に分けていましたが、月に性交渉が0回も39歳以下では12・5%、40歳以上では23・0%とのことで「セックスレス」の実情が分かりました。

(やはり40歳以上のほうが、夫婦生活が減る傾向にあります)

19回不妊カウンセラー養成講座

19回不妊カウンセラー養成講座

19回不妊カウンセラー養成講座

子宝に恵まれるのも、「性欲」で愛し合うパワー。

中医学では「補腎(ほじん)」が大切だと私は講演を聴きながら思ってしまいました。

さて、安胎法の話ですが、これは「流産を防止する漢方」のことです。

どんな方法を教えてくれるのでしょうか。

今から楽しみです。

そういえば、よく漢方相談で、奥様のご相談が圧倒的に多いのですが、「主人にも漢方で精力つけてもらいたい」というお客様のほうがご懐妊しやすいと思います。

補腎の漢方では、精力系では「参馬補腎丸(じんまほじんがん)や「海馬補腎丸(かいまほじんがん)」「至宝三鞭丸(しほうさんべんがん)」「参茸補血丸(さんじょうほけつがん)「双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)などが有名です。(ちょっと紹介です)

そのような訳でして、「2週連続週末勉強会」です。

それにしても「中医不妊症専門講座」は、スクリーニングなど多くて、物凄く勉強が充実しています。

有難いものです。

勉強したことは、なるべく「イン アンド アウト」「ココログポートフォリオ化」で情報を書いていきますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

なお、来月11月は前半に1週間ほど、婦宝当帰膠の製造工場の故郷「武漢(ぶかん)」に沼津の小島先生を団長にして訪れます。

中国は、3年ぶりくらいですから、今から楽しみです。

最近は、寒くなってきましたので、みなさま風邪などお召しになりませぬよう。

どうぞお元気で、今日も素晴らしい日になりますように。