ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

子宮内膜症。チョコレート嚢胞で右卵巣切除後、体外受精を勧められたが漢方薬で自然妊娠出産

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

昨日の夕方は、6時くらいから2件連続してお客様から、お電話がありました。

どちらも数年前に当店から不妊症の子宝漢方をご利用して頂いていて体調を整え、めでたくご懐妊。そして、「今現在は子育て中です。」という報告でした。

そのうち一人の方のお電話を匿名を条件に掲載許可頂きましたので、ご紹介させていただきます。

Oさんの不妊症の漢方のご相談は、平成15年2月15日が初めてのご相談でした。

その時で、32歳です。

23歳の頃から卵巣が腫れていました。

一昨年4月にチョコレート嚢胞で右卵巣を切除しました。

癒着が酷かったそうです。

結婚3年目です。

子供がほしいです。

初潮12歳で、現在 生理周期は27日で、生理は5日間です。

基礎体温は、2層に分かれています。ギザギザがひどいです。

食欲があります。

胃もたれ、胸やけはありません。

お通じや、お小水も正常です。

足先が冷えます。

生理前のイライラは、3~4日前からです。

不正出血はありません。生理痛はひどくありません。

レバー状の血塊(コアグラ状)はあります。

<漢方体験後です>

この時は、気血水を発散させて交通整理が上手な漢方薬や、肝腎要を補いストレスに強くなり、目にも良い漢方薬、炒った漢方薬などを中心に漢方相談させて頂きました。

その後は補腎薬を植物性から人参と鹿茸が配合された動物性の伝統補腎薬というものに変更しまして、最終的には、養血調経、炒った漢方薬、人参と鹿茸が配合された動物性の伝統補腎薬という感じでお勧めしていました。

(ここは、エピソードの話でして、漢方の内容は参考までにしてください)

昨日の電話です。

「それから、連絡をしなかったのですが、あれから自然妊娠できまして、今うちの子供は2歳になります。

漢方を服用していて、基礎体温表がきれいになって、すごく効き目がありました。体調も良かったです。

病院では、どこへ行っても、どこでも「体外受精でしか妊娠できない。」と言われていました。

卵巣は、1個は手術で切り取っていたし、残った卵巣は、腸と癒着していて、粘膜に残っていました。

1回剥がしましたが、それでも駄目でした。

超音波では、卵管はよく見えましたが、卵巣の組織を確認することができませんでした。

基礎体温などからは、多分排卵はしているだろう。と先生に言われていました」とのことで、幸運なご懐妊、ご出産だったようでした。

電話口からは、お子さんのウギャーという元気な声が聞こえてきます。

<漢方の先生から一言>

子宮内膜症、とくにチョコレート嚢腫での漢方相談は近年増えてきています。

活血化淤(かっけつかお)といって血流を改善する方法で最初は交通整理をして気血(きけつ)の巡りをスムーズにしました。

次の段階は、ファーストステップで気血水の流れが良くなりましたら、補腎(ほじん)といって卵巣機能を上げていくことを目標にしていきます。

ストレスを取りつつ、補腎して肝腎要を補って体調を整えたことが、子宮内膜症、チョコレート嚢腫のお客様の自然妊娠につながったのだと思います。

通常、病院では体外受精でしか妊娠できないと言われるケースが多いだけに素晴らしい漢方体験です。

これからの初夏、緑の季節は肝木の樹木の根をしっかりとさせ、幹の成長を良くすることが大切です。

漢方薬もちょうど三位一体でバランスがとれていて良い結果、妊娠、出産につながったのだと思います。

子宮内膜症、チョコレート嚢腫でお悩みのかたは土屋薬局まで漢方相談をお寄せください。

(写真は、2007年6月1日撮影 我が家の3階からの眺め 若木山と大森山です)

<元の原稿をそのまま掲載させて頂きます>

昨日の夕方は、6時くらいから2件連続してお客様から、

お電話がありました。

どちらも数年前に当店から漢方をご利用して頂いていて、

めでたくご懐妊。そして、「今現在は子育て中です。」という報告でした。

そのうち一人のかたのお電話を匿名を条件に

掲載許可頂きましたので、ご紹介させていただきます。

Oさんのご相談は、平成15年2月15日が初めてのご相談でした。

そのときで、32歳です。

23歳の頃から卵巣が腫れていました。

一昨年4月にチョコレート嚢胞で右卵巣を切除しました。

癒着が酷かったそうです。

結婚3年目です。

子供がほしいです。

インターネットで炒麦芽が良いとのことで、

ご自身で購入されていて服用されているそうです。

マカや豆乳なども飲んでいました。

初潮12歳で、現在 生理周期は27日で、生理は5日間です。

基礎体温は、2層に分かれています。

ギザギザがひどいです。

食欲があります。

胃もたれ、胸やけはありません。

お通じや、お小水も正常です。

足先が冷えます。

生理前のイライラは、3~4日前からです。

不正出血はありません。

生理痛はひどくありません。

レバー状の血塊(コアグラ状)はあります。

このときは、弓帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)や、

杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、炒麦芽(いりばくが)などを中心に相談しまして、

その後は、杞菊地黄丸を参茸補血丸(さんじょうほけつがん)というものに

変更しまして、最終的には、

婦宝当帰膠、炒麦芽、参茸補血丸という感じでお勧めしていました。

(ここは、エピソードの話でして、漢方の処方は参考までにしてください)

昨日の電話です。

「それから、連絡をしなかったのですが、

あれから自然妊娠できまして、今うちの子供は2歳になります。

漢方を服用していて、基礎体温表がきれいになって、

すごく効き目がありました。

体調も良かったです。

病院では、どこへ行っても、どこでも体外受精でしか妊娠できない。

と言われていました。

卵巣は、1個は手術で切り取っていたし、残った卵巣は、

腸と癒着していて、粘膜に残っていました。

1回剥がしましたが、それでも駄目でした。

超音波では、卵管はよく見えましたが、卵巣の組織を確認することが

できませんでした。

基礎体温などからは、多分排卵はしているだろう。

と先生に言われていました」

とのことで、幸運なご懐妊、ご出産だったようでした。

電話口からは、お子さんのウギャーという元気な声が聞こえてきます。

私の頭の中は、その瞬間に2年前にフラッシュバックしたのです。

Oさんは、ベビーシッターをしていて、

その頃は、自分が子供が欲しいのに人の子供の世話をしている。

と電話相談をしているときに伝えられて、

周囲からはウギャーという賑やかな声が聞こえていたのです。

その言葉をお聞きしまして、私も少々複雑な気分になっていたのですが、

2年後には、ウギャーの声がご自身のお子さんの元気な声でしたので、

なんとも嬉しく思いました。

今回は、その瞬間に2年前の相談していたときのことを

脳裏に鮮やかに思い浮かべた話でした。

Oさんは、母乳を止めて半年経過しますが、

まだお乳が出るそうですから、今後、再び漢方も服用していって、

2人目のお子さんを目指す予定です。

子宮内膜症|不妊治療と漢方薬こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。

我が家の3階からの眺め 若木山と大森山

<2007年6月1日撮影 我が家の3階からの眺め 若木山と大森山>

午前中は雨降りでしたが、午後から晴れました。

晴天の山形です。

陽射しは夏を思い出し、気のせいか雲の形も入道雲を思い出すような、

ニョキニョキした雲です。

遠い空を眺めるのが好きです。

右側に見える建物は、我が母校 神町小学校

右側に見える建物は、我が母校 神町小学校です。

陸上自衛隊第六師団上空

こちらは陸上自衛隊第六師団上空です。

流れる雲が印象的な一日です。