土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

乳がんの疫学と薬物療法まで

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昨日の夕方18時半より、寒河江市立病院での薬剤師研修会がありました。

乳がんの話題でしたので、勉強した内容をアップしたいと思います。

いつもは、不妊や漢方などの話題が多い「ココログ版土屋薬局 中国漢方通信」ですが、今回は40代以降に増えてくる「乳がん」の話題ですす。

女性の方のみならず、男性のほうもパートナーのためにも

有益であろうという見地から判断して掲載します。

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今回は、最終的にはアロマターゼ・インヒビターという

抗がん剤の種類を勉強するのですが、

その前に女性のホルモンの働き、とくに閉経後のホルモンの流れの復習です。

閉経前と閉経後は、卵巣のエストロゲン(E2)の働きが違ってくるので、

ホルモン全体の流れも変わってくるのです。

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40代以降、エストロゲンの分泌は減ってくることを表すグラフです。

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初期の乳がんは、ホルモン依存性(エストロゲン依存)によるので、

臨床上、エストロゲン依存下では乳がんは増殖していく。

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米国人、米国日系人、英人 > 日本人

乳がんになる民族差です。

これには、欧米化された食事が、乳がんに影響を与えているだろうと

示唆されます。

和食は、健康に大切なものですね。

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都道府県により、乳がんに罹る頻度が変わってくる。

あなたのお住まいの地域はいかがでしょうか?

(当ブログの写真は、すべてクリックすると拡大しますので、詳しくご覧になれます)

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乳がんのリスクファクター

1)内分泌環境

2)社会的階層

3)食事

4)喫煙

5)人種差

6)良性乳腺疾患の有無

7)遺伝、家族暦

次回に続きます。