こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です!
今日もムシムシの山形です。
早くも7月で、お客様たちからは「もう今年も半分を過ぎてしまいました。月日が経つのは早いですね」という声をあちこちから頂戴しています。
あわただしい毎日が過ぎていきますが、せめて今夜だけでも、夜空にねがいを込めてロマンチックな気分に浸りたいものです。
(本稿は7月7日 七夕に書き上げました)
さて、今日は梅雨時は胃腸を含めて体調を崩しやすいので「胃腸の話題」に触れたいと思います。
昨日のツイートの記事から起してブログを作成していきます。
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○逆流性食道炎の漢方について
「ツイッターで病院薬剤師さんから、がん化学療法の副作用軽減における漢方についての有用性、とくに逆流性食道炎に関してのご質問を受けました。」
がん化学療法の副作用軽減における漢方の有用性について特に勉強中ですのでよろしくお願いします。(個人的には逆流性食道炎を予防する漢方薬を探しています
…知り合いの中医師の先生にも相談しての回答
中医師の先生に、一般論としてお伺いしました。
男性・女性・年齢・他の症状によっても変わりますが・・・という前提ですが、
温胆湯+香砂六君子湯 あるいは 今の時期であれば 温胆湯+勝湿顆粒。
もし、ゲップやお腹が張るという症状もあるなら開気丸がよいのではないか、とおっしゃっていました。
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○過敏性腸症候群について
女性の方からのご相談。
過敏性腸症候群でふだんは便秘気味。
週末は下痢気味になるという漢方に関してのご相談。
便秘は「腑気(ふき)」が流れていかないので、ふだんの平日はお通じを良くして「腑気」の通りを良くすることをメインにする。
週末は、下痢対策で「健脾」をすることを目的にした水陸両用作戦みたいな漢方処方をお勧めしました。
便秘の場合には、大きく「虚証」と「実証」に分けて漢方相談をしていきます。
私の知り合いは、もう長いこと便秘に悩んでいてひどいと1週間は通じがありませんでした。
先日の仙台での研修会「腎病の弁証論治」のときに、北京首都医科大学 劉金城教授に「便秘」の治し方を聞いて、私の知り合いは「美肌油」の成分を勧められました。
服用してからすぐにお通じが出るようになり、だいぶ体調も改善されてきています。
ですからお客様にも普段の便秘には「美肌油」を。
また同時に体質改善として少量の補気健脾薬を。
週末の下痢がひどいときには、その補気健脾薬を増量してお勧めすることをお勧めしました。
<2010年6月25日 鉄線・クレマチス>