ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

多胎妊娠からみた妊娠中の合併症と母子への影響~正しいのはどれか

こんにちは!

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

第27回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座の続きの続きの話です。

生殖医療の基礎知識では「妊娠中の合併症と母子への影響」 大阪大学大学院医学系研究科 大友一友先生の「多胎妊娠からみた妊娠中の合併症と母子への影響」の講義がありました。

多胎妊娠Q&Aでは、

多胎妊娠は増加しているのか? 

多胎妊娠のリスクとは? 

多胎妊娠の妊娠中の管理は? 

多胎妊娠の分娩方法は?

など話がありました。

多胎では38週が安産だそうです。

多胎妊娠のリスクは、

○早産

○子宮内胎児発育不全(IUGR)

低出生体重児

○胎児奇形

妊娠高血圧症候群(昔は妊娠中毒症といった)

○HELLP症候群

○妊娠糖尿病

○帝王切開

深部静脈血栓症(昔はエコノミークラス症候群といった)

などあって詳しい話が続きました。

次に永井クリニックからは「胚にかかるストレスとしての培養環境」と新しい内容の講義があり、NTT東日本関東病院産婦人科 近藤一成先生からは「STDと不妊─感染防止への採り組み」がありました。

最初にテーマとして、

STDの究極感染防止方法

性行為を行わない

STDは人類が滅亡しない限りなくらならい?

天然痘やポリオがワクチンで根絶されてもSTDだけは最後まで予防できないのか?

と興味深く話が進んでいきました。

佐藤孝道先生からは不妊カンセラーの心構えのことや認定問題演習などありました。

興味深かった問題を最後に紹介して今回の第27回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座を完結とします。

問30番  正しいのはどれか

a. 世界初の体外受精児として誕生したルイーズブラウンさんはもう60歳になる

b. 日本はイギリスに15年遅れで体外受精に成功した

c. ICSIは1992年にベルギーで初めて成功した

d. 日本では非配偶者間人工授精が母子健康保険法で認められている

e. 日本ではまだ着床前診断が実施されていない

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<2010年10月9日 東京虎ノ門ニッショーホール