ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

東京から何先生がいらっしゃいました。その2回目の訪店記(2)

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今日は午前中に2名のお客様、基礎体温を見ながらの周期療法の結果を教えてもらっていました。

最初のお客様は、基礎体温をつけ始めて数年経過するのですが、「初めてこんなに高温期が安定しました!」とほんとに感激的に基礎体温が綺麗になって私も驚きでした。

舌ベロの尖が赤みがある感じで、イライラ、ストレス、気分の落ち込みなどあって、夢も多く、また生理前のイライラや感情の起伏が激しいことなどありました。

基礎体温はギザギザしている感じで、高めです。

漢方服用後は、生理がスッキリと排出できて、よく眠れるようになり、夢もだいぶ減ったし、生理前のイライラ、胸の張りも無くなったので、「漢方を服用してみて本当に良かったです」と嬉しい感激のお言葉でした。

2人目のお客さまも人工授精のときでも、基礎体温が低温期から高温期にスーッと上がらなかったのが、今回は見事な基礎体温になったとのことで嬉しい感想を頂きました。

市内のお客様で結婚4年目で子宮内膜症、チョコレートのう腫があって授からなかったお客様が漢方服用した直後の高温期がまるで妊娠したかのような基礎体温になって、次の2周期目でお授かりになったケースも最近体験していますので、周期療法って効き目があるんだなあと今更ながらに感激して、なおかつ勉強する意欲がでてきています。

さて、

東京から何先生がいらっしゃいました。その2回目の訪店記」の続きです。

私が今している漢方相談のスタイルもなんだかんだ言っても、何先生の影響も大で有難いことだなあと思う今日この頃です。

○土屋が何先生に28歳 女性の方の周期療法がうまくいかないことを相談して、知恵を拝借しました。

○何先生 

たぶん、心脾両虚だと思います。

低温期に帰脾湯だったり、酸棗仁湯+逍遥丸も良いと思います。

あまり冷えてはいけない。

まだ28歳で若いから「体の火」は元気なままです。

温胆湯を使うことが良い。

温胆湯は「温める」ことと「清熱」の両方を持っている。

温胆湯と帰脾湯などにシンプルに六味丸などが低温期に良いかもしれない。

冠元顆粒は少し入れる。婦宝当帰膠は少量で。

28歳は、火が大火。

補陽薬を入れすぎると、揺れてしまう。

28歳はホルモンが山の頂上の時期、入れすぎると鍋が焦げる。

ちょうどぐらいで、火が揺れないように。

排卵期に、11~12日目に少し参馬補腎丸。

3丸+冠元顆粒少量。

高温期のニキビは二至丹、逍遥丸、帰脾湯。

寝る前に帰脾湯をお湯に溶かして服用すると良い。

深い睡眠が大事→寝る30分前に熱湯でとかす。

深い睡眠はホルモンの活性化に。

睡眠に力を入れる。

日本人は6時間→実際は睡眠時間8時間が良い。

中医学は深淵な世界です。

ああ。

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<2010年11月3日 フランス モンサンミッシェルからの帰り道の高速道路の眺め>