「不妊漢方/不妊漢方治療の応用」…もう一つの大地の子の話 今週の漢方相談会のお知らせの続きです。
2014年3月30日 仙台市での南東北中医薬研究会、漢方の勉強会のまとめです。
宮城県、福島県、山形県の3県の漢方を専門とする薬局、薬店の先生方の集まりで月に1回、仙台市で仲良く漢方を勉強している会です。
講師は北京出身の周先生でした。
子どもができやすい、妊娠しやすい基礎体温表は2層に分かれている。
排卵日のタイミング前後のおりものが分かりにくいとき→ホルモンが十分でない
<月経周期と陰陽転化>
お月様の変化とほぼ一致、だから月経
周先生の師匠は北京、中国でも有名な婦人科の老中医だった。
ふだんは軽めの漢方の服用
排卵期は漢方薬を重くする→1週間は妊娠しやすい時期なので特別の漢方薬を使う
陰が足りないと、なかなか排卵しない
排卵と満月はほぼ一緒
低温期は、養血滋陰の漢方薬→血(けつ)を補って水分(陰)も補う
排卵期は、<通す時期>でストレスがあると動かなくなる
高温期は、いい状態になると着床しやすい、妊娠しやすい
…
<卵子の老化を予防するために中医学的に/不妊漢方治療の立場から>
卵は、卵黄+卵子から
卵子の老化を予防するためには、漢方薬の補陰(ほいん)が大切、補腎活血も
漢方薬で新陳代謝が良くなると肌が良くなり、粘膜も良くなる→卵子の状態は外からはみえないが、たとえば漢方を服用してお肌の調子が良くなれば卵子の質も良くなったと推定される。
チベットに伝わる漢方薬→卵子の質を良くする、受精しやすくなる
甘み、酸味があるので酸甘化陰(さんかんかいん)で陰が生み出される!
(ここのところはすごく勉強になりました)
…
<卵子の老化を予防するために中医学的な観点から/不妊漢方治療の立場から>
年齢が上の人は補陰(ほいん)の漢方薬を多めに
補腎漢方→天癸、癸水(白身みたいなもの)→補腎陰(佐補腎陽) 補腎気・補腎精 補腎陽(佐補腎陰)→陰陽双補
◎月経周期の排卵期の漢方薬は理気活血
丹参製剤、逍遥丸…冷えやすいかた
血府逐淤湯、逍遥丸…ほてりやすいかた
排卵期は特別なので漢方薬を合わせていく
肌の改善は体の中からの改善
卵子は見えないが肌にあらわれる。
体の中の代謝の状態
肌が乾燥しやすい→補陰(ほいん)が大切
動物類
月経周期の卵胞期は、補陰(ほいん)で有名な漢方+動物由来のもの
ほてりがあれば、夏至と冬至に採取されるもの、腎火を抑える補腎薬
低温期はあまり温めない漢方薬を、温めると陰を消耗する
養血調経剤のシロップ→多めでもいい、高温期は軽めにします。
陽気の上昇に重くないほうがいい
高温期は、参茸補○丸、参○○腎丸、人参類などの漢方薬を
次回は「不妊漢方/不妊漢方不妊治療の応用」その3…ストレスからの体の崩れ~妊娠しにくい
です。
<2014年3月24日 仙台市 エスパルの2階、カフェコムサ>
春の季節の装いのパスタが美味しかったです。
そろそろ桜が咲く季節になってきました。
ここのお店はケーキが美味しいです!
新鮮なフルーツたっぷりです。
こちらはエスパルⅡにあるアフタヌーンティー・ティールームです。
紅茶の午後のティータイムのセットです。
こちらも素晴らしかった。