<2014年4月15日 梅の花です。朝日を浴びて気持ち良さげ>
今日は東京に電話をかけて女性の中医師の先生に「小児のチック」の漢方相談について教えて頂きましたので、ログしていきたいです。
とても明るい先生でこちらまでお話をお伺いしていて楽しくなりました。
土屋 「チックは肝風内動(かんぷうないどう)だと思うのですが、中国漢方的にはいかがでしょうか?」
劉先生
「内風(ないふう)は3つの原因が漢方的にあります。
陰虚(いんきょ)、血虚(けっきょ)、熱(ねつ)です。
舌ベロが苔が少ない、顔が黄色い場合には血虚(けっきょ)や陰虚(いんきょ)を考えます。
外風の場合には寒や熱があります。
女性だったら補血剤(ほけつざい)
補腎剤(ほじんざい)もちょっと(菊の花が入っている長生きできる漢方薬など)
抑肝散(よっかんさん)は乾燥させるのでチックに合わない、東京の会員店のお客様の漢方薬局で抑肝散を試したらかえって症状が悪化した例があります。
柴胡(さいこ)は乾燥させるのでチックに気をつける。
内風(ないふう)は補血(ほけつ)と補陰(ほいん)を考えて、潤いをつけていきます。
でも潤いすぎると胃がもたれます。
三分の一 健胃顆粒とか健脾散など
結論は、漢方薬を最初から決めつけないで舌ベロで弁証する。
子どもは陽が強い、陰血が少ない」
(※ 一生懸命検討して、 祝谌予先生魂で肝陰を補う枸杞の実など入っている漢方薬+開竅作用に優れた漢方薬をお勧めしました。)
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<2014年4月16日追記です>
「諸風掉眩、皆肝に属す」と黄帝内経素問に書かれています。
肝の陰血がしっかりしていないと、からだが乾いてくるとめまいやふらつき、高血圧、頭痛、耳鳴り、目のパチパチなど体の上部、とくに清陽の気が集まる頭部に症状がでてきます。
お鍋の水が少ないと、沸騰して体の上部に症状が現れるのです。
陰血(いんけつ)を補うこと
つまり補陰(ほいん)または補血(ほけつ)の方法は、チックの改善に有効だろうという推測が立ちます。
ちなみにFSHが高くて、基礎体温が高い、寝汗をかいて、月経周期も短くなりがちも肝陽上亢の状態の解消を目指していきますので、今回の話にシステムが似ています。
<2014年5月19日 我が家の庭のツツジ、満開です>
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<2014年5月21日追記です>
約1か月間の漢方の服用でお母様やご家族の力添え、本人の努力もあって小児チックの「首を横に振る動作」が1日に数えるぐらいになりました。
漢方薬は最初は味を甘くして飲みやすくするために、コンデンスミルクや蜂蜜で味付けしていたのですが、味にもなれたので漢方薬だけを白湯(ぬるま湯)に溶かして服用できるようになりました。
「口の周りのチック」があともう一歩ということです。
今度は、少しチックの漢方の処方を変更して様子をみていきます。
<2014年5月19日 クレマチス、鉄仙咲きました!>