こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日は妻と連れ立って東京銀座で日本中医薬研究会とイスクラ産業主催のシンポジウム活血と通絡 「未病先防は気血のネットワークから」に参加してきました。
私が東京高円寺のイスクラ高円寺研修塾に入学したときに、冠元顆粒発売の翌年の年でした。
あれから20年が経過して、日本におけつ活血化淤(かっけつかお)の意義について再認識してきました。
冠元顆粒は毛沢東、周恩来の号令により開発された漢方薬で、西洋医学における一つ一つの生薬の活血作用の薬理を吟味して集めた処方です。
別名「20世紀最大の漢方処方」とも言われています。
日本における許可、販売名は冠元顆粒(かんげんかりゅう)ですが、正式な方剤名称は冠心Ⅱ号方からスタートしました。
私も実家の薬局に帰った当初は漢方相談をすればなにかと冠元顆粒をお客様にご紹介したことが昨日のことのように懐かしいです。
いまも現在進行形で、活血化淤の意義について再認識、再確認してお客さま方のために役立てていきたいです。
写真を通してご紹介していきましょう!
活血と通絡 「未病先防は気血のネットワークから」に妻と参加してきました。
<2014年5月25日 東京銀座フェニックスプラザ>
来日された日中友好病院主任医師の史載祥先生です。
通訳の張先生もいらっしゃいます。
血淤証のガイドラインです。
東西薬局の猪越恭也先生が提唱された
淤血とは
1)痛み
2)しこり
3)黒ずみ
これが一番分かりやすいです。
たとえば頭痛や肩こりは淤血(おけつ)であり、生理痛も淤血だし、打撲も淤血、高血圧も淤血、高脂血症も認知症も淤血と認識して活血化淤法を用いていきます。
傷寒論、温病とならび21世紀は「活血化淤(かっけつかお)」が新たなる理論として登場してさらに発展していきます。
最後のパネルディスカッションです。
盟友、静岡の小島晃先生もいらっしゃいます。
中医学にとても明るい先生です。
展覧ブースです。
7月20日に日本中医薬研究会の会員店を対象にした痺証専門講座オープン講座が開催されます。
私、土屋幸太郎にも白羽の矢があたり会員講師としてお話させて頂くことになりましたので、恥をかかないためにも最近は中医学の学習に熱が入っています。
「独歩顆粒~健康で元気な毎日のために」がタイトルです!
サッカー、ワールドカップ仕様のパンダちゃん人形です。
頑張れニッポン!
こちらは手元にあった資料です。
今後とも活血化淤の精神で漢方相談していきたいです。
歩行者天国の銀座は晴れやかでした。
東根に帰ってきたら、もう真っ暗でした。
<2014年5月26日>
東京銀座から帰ってきて一夜明けて、我が家ではリラの木にクレマチスがするすると昇って咲いています。
実に綺麗です。