こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
5月31日、6月1日の土日を利用して第34回不妊カウンセラー、体外受精コーディネーター養成講座に参加してきました。
<2014年6月1日 東京虎ノ門は再開発で街が大きく変貌していました。マッカッサー道路もできていました>
<ここはいつもと変わらないニッショーホール。もうすっかりお馴染みです>
勉強した内容は以下のようです。
○第34回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座
○2014年5月31日(土)
明日の生殖医療
「グラフィックを利用したインフォームドコンセントの実際~不妊カップルの適切な意思決定のために‐その2‐」
荒木重雄先生
カウンセリングとケアの基礎
「栄養や食事に関心をもってもらうには」 池田義雄先生
生殖医療の基礎知識
「セックスレス、性機能不全へのとりくみ方」 阿部輝夫先生
生殖医療の基礎知識
「高齢不妊カップルに対する一般不妊治療」 中島章先生
「ART時代だからこそ一般不妊治療の再評価」 辰巳賢一先生
…
○2014年6月1日(日)
生殖医療の基礎知識
「漢方、中医学の基礎」 陳志清先生
生殖医療の基礎知識
「体外培養に求められる条件はなにか」 渡邉英明先生
カウンセリングとケアの基礎
「カウンセリングを一から学ぶ(3)」 赤城恵子先生
明日の生殖医療
「NIPT‐将来の出生前検査はどうなっていくのか」 山中美智子先生」
産婦人科の婦人科医の荒木先生からは不妊カップルのために作成したグラフィックとアニメーションを会場で鑑賞しました。
とてもいい勉強になりました。
カップルのために不妊治療の基礎知識、タイミング法、人工授精、体外受精などの説明がとても分かりやすかったです。
薬局薬剤師、保険薬剤師として私も、薬局には敷居が産婦人科より低いという利点がありますので、漢方相談のときには不妊カウンセラーとして分かりやすい医療知識の説明を心掛けたいです。
タニタ食堂で有名なタニタ体重科学研究所所長の池田先生からは、「栄養や食事に関心をもってもらうには」と食生活に関する興味深いご講演がありました。
食という文字は、人+良
人を良くするということ
食は健康づくりの基盤であり、食は命
古代エジプトでは王侯貴族に向けて待医が語った言葉には「あなたがたは今食べている三分の一で自らの命を養い、残り三分の二で医者たちを養っている」と言われていたそうです。
少食(接食)のススメ、長寿遺伝子がスイッチオンで健康寿命が延伸する
1997年のマクガバンレポート 「日本の元禄時代以前の食事は理想的だ」
長野刑務所の米7麦3の麦飯でホリ○モンも30キロ痩せた!
糖尿病を治すなら塀の中
咀嚼の効用、満腹中枢が刺激され腹七分、八分目でも満腹感、これによし消化吸収も良くなり過食の防止
など大変に自分自身の健康寿命、そしてお客様たちにも役立つ内容でした。
中島先生と辰巳先生からは不妊治療で大きく占める40代の方たちへの対処法を語って頂きました。
要約すると、すぐにはたしてART、体外受精を急いでするばかりでなく、実は40代であったとしても自然なタイミング指導や人工授精の段階でも妊娠率が高いので、体外受精と一般不妊治療のバランスが大切という話でした。
「本当にART(体外受精)でなければダメなのか? その前に一般不妊治療は時間の浪費か?」など示唆に富んだ内容でした。
高齢患者さんたちは、メタボが3割ぐらい、高血圧なども増えてくるので、生活習慣、とくに食事や運動療法に取り組むことなども大切とのことです。
辰巳先生は梅ヶ丘産婦人科で有名な先生ですが、先生の患者さんで90数回目のAIH(人工授精)で妊娠されたケースがあったそうです。
当店のお客さまでも人工授精、10回目で失敗しました、など凹んでいるかたが数名いらっしゃいますのでこれらなのお話を伝えていきたいです。
30~40回目の人工授精で妊娠する人もいるそうで回数を重ねると結果がでるとのことでした。
たとえば41歳の不妊治療に取り組んでいる患者さんの場合には、いい卵がとれるのが年に1~2回
だとしたら、ART(体外受精)をする間にも人工授精をしたり、タイミングをしたりけっして無駄にしないことが大切
体外受精が年に数回だとしたら、毎周期できる人工授精も結果的には妊娠率が30%ぐらいになるので体外受精と結果が変わらなくなってくるなど示唆に富んだ内容でした。
45歳では妊娠しても流産することが多い、妊娠ではなくて納得することがエンドポイント
そして、私たちの中医学講師 陳先生が「中医学、漢方の基礎」とのことで周期調整法など解説されました!
土屋薬局 中国漢方通信の「高齢不妊と漢方、妊娠、出産について」「不妊漢方早わかり/子宝漢方のツボ/山形仙台」こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。
<2014年6月1日>
会場でも終わった後の懇親会(薬剤師同士の)でも話があまりでませんでしたが、わたし土屋が考える方程式は
40代のかた 漢方を体験する→お肌がスベスベしてきて、目の下のクマが消えてきて顔色が明るくなる。→着ている洋服も明るめのお洒落になる→女性としての魅力がでてきて女優のような色気、オーラがでる→卵巣や脳のホルモンが活発化→妊娠
こういう漢方相談を目指している、実際にお客様にお勧めしています。
卵の状態など神秘的なところは最新の西洋医学でも分からないことがいっぱいあるのですから、まずはお肌、髪の毛の色艶、目の輝き、まつげなど外面に卵の状態が現れると思うのです。
これは北京出身の周軍先生もおっしゃっていて、まったく同感です。
今日の午前中は20代のお嬢さんがニキビの漢方で卵巣ケアも兼ねている方法をしているのですが、とても美人で明るかったです。
お母様も一緒に服用してお母様も疲れにくくなってきたとのことでこれからも補腎にも力を入れていきたいです。
<2014年5月31日>
おいしい山形空港が東京便2便になりましたので、飛行機で羽田から虎ノ門を目指しました。
文化放送なう!
ここは浜松町
浜松町のシンボル 貿易センタービル
芝大門から増上寺と東京タワーです。
気分的には徒歩ですから江戸時代の人と同じ体験をしている感じになります。
むかしは東京タワーはなかったと思いますが
増上寺では徳川魂も感じてきました。
勝ち運に恵まれたいものですね。