先日、数年前に出産されたお客様のお母様が来店されるとのことでした。
子宝は2人に恵まれて明るい家庭だそうです。
お母さまのほうの漢方相談は、肝臓癌。肺癌もあるとのことでした。
がんの漢方相談です。
「娘がお世話になった土屋薬局さんでぜひ漢方相談したい」の一言にとても責任を感じました。
身内にはお医者さんがいるのでしっかりと病院のほうでも最高の治療をされた上での土屋薬局来店計画です。
ふだんはあまり癌の漢方相談のお客様がいらっしゃいませんので、久し振りに東京に電話をかけたらちょうど、ようびん先生とつながりました。
土屋 「ようびん先生、お久しぶりです。肝臓癌の中医学的な漢方相談のコツ、臨床上の注意点など教えてください。よろしくお願い致します。」
ようびん先生
「まず黄疸があるかどうかチェックしてください。
◎脾胃の働きが丈夫かどうか?→消化吸収が予後を左右する。
食欲
食べてから痛みがあるかどうか→痛みがあれば肝臓癌の影響
小水、通じがでているか?
ひどくなると腹水になる→食べたものも栄養が腹水に溜ってしまう。
癌(ガン)→微熱があるかどうか?
何年前と比べると体重が痩せているかどうか?
癌は体を消耗する。
肝癌の場合には、腹水になると体重が逆に増えてしまう。
肺→歩いていると息切れがあるか?
気短(きたん)のチェック
呼吸が浅くて眠れない、胸の痛みがあるかどうか?
◎消化吸収機能が大事→肝臓は消化器のもの
中医学、漢方的には、シベリアでみつかった貴重な天然のものや霊芝の胞子、3年から7年にかけての人参など。
漢方薬は健脾散、健胃顆粒なども症状に合わせる事
たとえば、微熱があれば生脈散製剤も考慮できる。
◎舌もチェック!!
肺癌は陰虚のタイプが多い
まれに黄膩苔、湿熱がある→瀉火利湿顆粒、茵陳蒿湯なども
陰虚だったら、二至丹、枸杞の実や菊の花が配合の補腎剤+霊芝の胞子、健胃顆粒」
土屋 「満州族の秘宝はいかがですか?」
ようびん先生
「満州族の秘宝や霊芝の胞子。冬虫夏草も入っているものがいい。
シベリアの天然ものも
シベリアの天然ものは、このような場合には6粒×3回でお勧めすることもある。
少なくとも2回は効果的
微熱→枸杞の実や菊の花が配合の補腎剤+冬至と夏至に採れるもの
◎西洋人参 カナダから輸入されたものは微熱や疲れにいれたほうがいい」
土屋 「婦宝当帰膠はいかがですか?」
ようびん先生
「もし冷え性がひどかったら。貧血がひどければ」
「余裕があれば沢山使った方がいい→落ち着いたら量を減らします」
ようびん先生
「×動物薬はいらない
◎免疫力を高めたほうがいい」
…
閑話休題
土屋 「のどの不調にいい漢方、生薬を教えてください」
ようびん先生
「胖大海があります。
1個をコップに入れて熱湯を入れてお茶の代わりに1日飲んでいてく
漢方は麦味参顆粒や八仙丸、潤肺糖漿など
胖大海はのどにとてもいいです。
養生は夜更かししない、早く体を休める事
養生のみちが大事です」
…
2015年1月28日の若木山風景
ちょっと画像を使わずに写真ホルダーに残っていました。
紹介させてください。
<2015年1月28日>
この日は天候が良かったので久しぶりに若木山に行きました。
その若木山からの帰り道、若木山公園です。
若木山では小学校のときには私もミニスキーやそりなどで滑ったものです。
楽しかった思い出がいっぱいです。
山茱萸の実はまだ残っていました。
漢方薬の原料にもなりますよ。
神町は陸上自衛隊第六師団の基地の街でもあります。
この日は快晴
桜の大木は連休頃に見ごろを迎えます。
正門から神町南の飲食店街、赤門前にも桜の木があり思わずパチリです。