おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日は午後、夕方から激しい雷雨となりました。
道路は水で溢れ、風は窓ガラスをたたきました。
雨降りが続く不安定な天候ですので、みなさまお体にはお気をつけください。
昨日の漢方相談の話です。
チョコレート嚢腫8センチから5×4センチまで小さくなってきた20代のお嬢さんがいらっしゃいました。
中医学、中国での本場の漢方では、卵巣嚢腫やチョコレートのう腫などの塊を癥瘕(ちょうか)積聚(せきじゅう)と言います。
卵巣嚢腫や子宮筋腫やチョコレート嚢腫などの「塊」を癥瘕積聚(ちょうかせきじゅう)と呼ぶわけです。
もし卵巣嚢腫などにニキビがあれば清熱解毒などで五味消毒飲加減方を使ったり、白花蛇舌草だったり。
または王道として「塊」は瘀血、淤血(どちらも「おけつ」です。どちらの漢字でも可です)ですから、活血化淤(かっけつかお)と呼ばれる血行改善する漢方薬を使ったり。
日本では馴染みが薄い方法として軟堅散結(なんけんさんけつ)という方法もあります。
文字通りに堅いものを柔らかくして、結(けつ)を散らす方法です。
婦人科の中医学、漢方では常用の方法で北京あたりでも鉄則の方法です。
ちょうど当店にも牡蠣(ぼれい)などを含む軟堅散結に応用できる漢方方剤がありましたので、20代のお嬢様の3ヶ月後の定期健診に向けましてなおかつ、チョコレート嚢腫を小さくすることを目標にするために、1種類の漢方を変更したのでした。
五味(ごみ)と薬膳にありますが、酸っぱい、甘い、苦い、辛い、しょっぱいとありまして、面白いもので「しょっぱい味」→「鹹味(かんみ)」と呼ばれる性質を持つ薬草が癥瘕積聚の塊を小さくするのに役立ちます。
まさに軟堅散結(なんけんさんけつ)です。
婦人科系の漢方では子宮筋腫や卵巣嚢腫、チョコレートのう腫などの塊がある場合もありますから、この方法も一つの手段として有効であるだろうと思います。
都合2種類にしましたが、もう一つは引き続き水蛭製剤の継続にしました。
水蛭は、水の蛭(ヒル)ですから悪いものをチュウチュウ吸い取る働きが期待できます。
※まとめ
20代の独身のお嬢様の場合には、「なるべく手術しないで卵巣機能が落ちないように」「結婚したら早めに子宝に恵まれるように」この2つをキーワードにしてお客さまと意志を共有して漢方相談をしています。
<2015年7月22日>
金魚の水槽の掃除をしました。
金魚たち、すいすいと気持ちが良さそうです。
新しいサトちゃん人形とサトコちゃん人形は、番号は「310(サトー)」でした。
こちらは妹の友人の手芸が好きな美容師さん手作りの衣裳です。
かわいいです。