こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
涼しくなってきた山形です。
昨日に来店されたお客さま、人工授精を2回しましたが仕事をしているために通うのがなかなか大変とのことでした。
黄体ホルモンがちょっと少なめ、プロゲステロンを服用していました。
末次月経は8月22日から。 生理痛、血塊、下痢もありません。
昨年の流産後から基礎体温がずっと高めです。
低温期は36・5℃、高温期は37℃近くあります。
口の周りには吹き出物がでやすいです。
病院の産婦人科に通っているときに先生から「卵が楕円形です」と言われていました。
舌ベロは歯痕があって、尖が赤みがあります。
苔は白苔気味で多めです。
ストレスが長期間にわたりあって、同時に胃腸が弱く水分代謝が悪くなって舌が浮腫んで歯形がついて、苔も厚くなっています。
この舌ベロをみる舌ベロチェックの情報と「卵が楕円形です」の2つを合わせます。
ちょうど「卵胞発育不全」に関する中医学の婦人科、子宝漢方相談で変性卵に対する「調胞」という方法があることを知っていました。
変性卵とは
◎卵胞が丸く円形でない
◎楕円形や扁平の卵胞は卵胞液少なく張りがなくなっているから
◎補気補陰をしていく
この理論的な考え方とお客さまの胃腸が弱い気虚の体質と基礎体温が高めは陰虚ですから
↓
益気養陰(えっきよういん)していけばいいことになります。
以上は、長沙の尤昭玲先生の理論によるものですが、南京の夏桂成先生の周期療法においても経後期(けいこうき)、つまり卵胞期に一つの胃腸を健脾しながら陰を補っていく方法があります。
これがリンクします。
ということで、お客さまのほうには
☆養血調経に+補腎精(あまり基礎体温が上がらないもの)+益気養陰+甘寒益陰
という感じでご紹介、お勧めしました。
<基礎体温が高めで、卵胞が楕円形の漢方対策に>です。
1か月後に基礎体温が落ち着いてきて、お口の周りの吹き出物も綺麗になって頂ければ嬉しいですし、そうなれば子宝にも恵まれやすい、流産しにくい体になっていると思います。
<2015年8月19日>
若木神社
若木山の麓で地元の老人クラブがヒョウタンを植えています。
それは見事で素晴らしいものです。
立派でしょう!
夏にそろそろお別れの夏水仙です。
夏を感じる、季節を実感する花の一つです。
<2016年9月6日追記です>
卵胞を増やす、卵胞を育てる漢方としては 「増胞」という考え方があります。
補腎陰薬、補腎薬を使っていくそうです。