こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
爽やかな風が吹き抜ける山形、神町です。
さくらんぼの季節も真っ盛りで、さくらぼマラソン大会も無事に盛大に行われて1万人以上のランナーがここ東根市に結集したようです。
私の方は東京出張でしたので応援することはできませんでした。
さて、今日のテーマです。
ヤフー知恵袋さんに私が回答します。
どうなるでしょう?
ヤフー知恵袋より
2016/6/620:16:55
「市販で売っている脳過敏症候群、精神安定剤(漢方)はありますか?」
例え値段が高くても効果が薄くてもいいです。
症状としては息が吸いづらく感じることに伴う焦りや動悸、手汗です
起こる場所は(電車、大学の教室)ありますが人が多かったりざわざわしてると確率は上がり、頻度はそれほど高くないです。
また自律神経が乱れてるのだと思います。原因は大学が楽しくないのに、周りが楽しそうにしてるのがストレスです。
どういう薬がよいのでしょうか?
私が恐れてるのはテストの時間です。
1時間集中して抜けられない空間なのはもしかしたら危ないです。
病院に行ってくださいと言われるかもしれませんが私が病院に行くときは、どうしようもなくなった時や大学生なのでそれの症状で授業にでない電車に乗れなくらい恐怖を感じたときにいこうと決めてます。
<薬剤師、国際中医師、不妊カウンセラー(NPO法人公認)の土屋幸太郎からの回答です>
質問の方は、大学生の女の子でしょうか。
希望に満ち溢れて大学に入ったのですけれども、周囲がキラキラと輝いてみえる。
自分は何か本当にやりたいことをやれていない、本当に好きなことをやれていないなどの焦り、苛立ち、イライラなどがあるかもしれません。
10代に特有の気持ちで「やりたいことがやれていない」から、いろいろ体に症状があちこちと出てきます。
実際に臓器などの病気でなくて、あちこちに気持ちによって症状がでたり、消えたり。
調子がいいとき、悪い時がある場合には「気(き)」のトラブル系の疾患になりやすいです。
「気滞(きたい)」とか「気鬱(きうつ)」などと言われます。
特徴は、ため息が多くなったり塞ぎ込んだりすることが多くなります。
生理の前後でも症状が軽くなったり、重くなったりするかもしれません。
「肝は女子の先天」という言葉もあり、ストレスや緊張感は筋が凝りやすく、これも呼吸や動悸、手の汗につながりやすいです。(「肝は筋をつかさどる」という言葉もあるくらいです)
漢方薬では、逍遥散(丸)や加味逍遥散などが近くの薬局、薬店、ドラッグストアなどで入手しやすいと思います。
ニキビがあってもし熱がある感じでしたら加味逍遥散、冷え性が強かったら逍遥丸という使い分けでもいいです。
日常生活では、就寝の時間帯、夜の睡眠も大切です。
23時前にはぐっすりと眠るようにします。
もし午前様などで慢性的な睡眠不足ですと肝血(かんけつ)不足となり、これがストレスやイライラなどで、からだのあちこちに症状がでる「気の病」につながりやすいです。できれば22時、22時半には床に入る生活もいいものです。
「私が恐れてるのはテストの時間です。」
私が漢方薬局の世界で聞いてきたお話によりますと、ラジオラロゼア(イワベンケイ)がいいそうです。集中力を高め、精神的ストレスに負けない。
ここぞというときに集中力を発揮します。
パンダマークの日本中医薬研究会のお店では、香ロゼアとして発売されています。
前者の逍遥丸(散)、加味逍遥散は第二類医薬品に相当しますが、こちらの商品はハーブティー扱い、食用植物含有加工食品の取り扱いになります。
ぜひ大学での貴重な時間ですから、毎日を精一杯頑張っていけるといいですね。