先週の土曜日の漢方相談会、じつは密かに「おねしょ」の漢方相談の新規の方やリピーターの方など3名のお客さまが来店されました。
ちょうど午前中に来店されたお客さまたちは皆様、妊娠出産されたお客さまたちが産後も漢方を服用していると調子がいいのでお続けになっている方など、「信用」と「信頼」の出来ている方たちでした。
産後の漢方相談で、偶然だと思いますが、たまたま「おねしょ(小児夜尿症)」の相談が昨年の秋ごろから続いています。
そのお客さまも前回は日数を多めに購入されたのですが「おねしょ」の漢方薬、調子が良いようでリピート購入されていきました。
新規の地元のお客さまも先月に初めてお子さまの「おねしょ」の漢方相談したのですが、調子が良いそうです。
さて今日、来店されたお客さま
その後経過がとても順調でつわりもなく、8月に出産のご予定のことでした。
当店、「土屋薬局を紹介してくれた友人には感謝しています」ということで、今日はお兄ちゃんのアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの体質改善のご相談でした。
中耳炎で手術をして鼓膜を切開したら膿が溜まっていたそうです。
おねしょの漢方相談に似ている小児漢方の方剤があります。
そちらとお子さまの体を根本から丈夫にするコンクレバンを紹介しました。
コンクレバンは肝臓加水分解物の天然アミノ酸製剤ですが侮れません。
子供も大人もおじいちゃん、おばあちゃんも服用できる、家族全員で健康づくりです。
さて、東根市内の超常連のお客さまのお子さま、お兄ちゃんも長年、漢方薬とコンクレバンを続けた結果、顔色も良くなってアレルギーの体質が改善されたそうです。
体の中から皮膚や粘膜も強化するという良い方法の紹介でした。
最後に大塚敬節先生の「症候による漢方治療の実際」から「排尿異常」についてのご紹介です。
南山堂さん、ありがとうございます。
445ページより
「虚弱児童の夜尿症に用いる。また尿をもらすことはないが、尿が近くて量もまた多いものにも用いる。
患者は14歳の少女、背丈がひょろ長く、顔の色は土色をしている。
この少女はたいへん小便が近く、1時間に2回も便所(トイレ)に行く。
しかも1回量が多い。
いくら食べても痩せていて肥えない。
小便が出たくなると、すぐ便所に駆け込まないと、その場でもれるという。
疲れやすくて、根気がつづかないという。
食べ物は、刺激性のあるものが大好きである。
大便は毎日1回はあるが、軟便である。
冬は手足が冷える。
のどが乾き水や茶をよくのむ。
夜間も眠っていて、ときどき寝小便する。
私はこれに寝小便の漢方薬を与えたが、1週間後には、2時間ぐらい小便がもつようになり、もらすことはなくなった。
ひきつづき2ヶ月ほど服用して、夜尿もやみ、血色もよくなり、肥えてきた。
腹痛の頁、出血の頁なども参照して、この処方の用法を研究してください。」
今日のお客さまはお子さまのアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の漢方相談につきまして、ご自身が2人めを姙娠されて8月には出産とのことで顔色も良くてお元気にご主人と一緒にお帰りになられました。
お友達にも「顔色がいいね!」と褒められて嬉しかったそうです。
<2017年1月29日> 冬の晴れた最上川河川敷、大石田
夏はテニスや野球などやれますが、冬は実に美しい冬景色の最上川河川敷ですね!