土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

リウマチの漢方認識と生活養生法

先日、8月24日に中医痺証IP通信講座第三回「症例から痺証を学ぶ」関節リウマチの再認識をイスクラ産業の中医学講師 陶恵寧先生から教わりました。

そのメモ書きで大事なところを個人的にログしていきます。

白花蛇◯草…清熱解毒、ガンにもよく使う。

だるい痛み…酸痛→虚証

酸痛とは、だるい痛み

杜仲→補腎、当帰→和血、黄耆→補気利水

リウマチの弁証論治

痰瘀痺阻(たんおひそ)

痰湿と瘀血が重要なところ→夜に痛み、朝のこわばり

たとえば、丹参製剤、水蛭製剤に独歩顆粒

リウマチの画像

<リウマチの画像>

肝腎不足には独歩顆粒+参茸補血丸または亀鹿仙

参茸補血丸は冷え性、亀鹿仙はほてりのタイプに

独歩顆粒は補腎の働きはそんなに強くない。

30~40代は補陰。

60~70代は補陽。

補陰が最初、陽虚→陰陽両虚

◎健脾益気によるリウマチの漢方治療

後天の本(元)、気血生化の源

胃気があれば、、胃気がなければ、、、

①エネルギーをつくる

②気が強くなると水分代謝が良くなる→腫れがひく 

健脾去湿が大事

③水は下に流れる→足のくるぶしの腫れ

④発熱、湿の存在が高い

⑤防己の入った漢方など

代表の生薬 

党参、白朮、白扁豆、山薬、ヨクイニン、炒り麦芽など

代表漢方 

補中丸、健脾散、健胃顆粒、晶三仙

リウマチの画像

<リウマチの画像>

◎どうしてリウマチに虫類薬を使うの?

①虫 入絡→捜風去毒、逐邪外出

鹹味でしょっぱいから、硬いものを柔らかくする

②毒あり

小毒→「毒をもって毒を攻める」

③血肉友情の品

大量タンパク質

代表漢方

イーパオ、水快宝、地竜など(地竜は涼性)

リウマチはアリ、アリは使ったほうがよい

亀鹿仙は、亀、スッポン、鹿

亀→陰

スッポン→陰

鹿→陽

陰に陽を加えるとますます補陰作用が強くなる

◎どうしてリウマチの「冬病夏治」が必要?

冬は陰、夏は陽

「冬病」 冬季によく発症される疾患、冬季になると症状がひどくなる疾患(寒湿性疾患)

「夏治」 夏季、自然界と身体の陽気が一番盛んになる時期、温補陽気、散寒去湿、活血通絡などにより、病邪の侵入を防ぎ体質を高めたり、陰寒の邪気を払ったりすることで、疾病の予防と治療する。

◎どうしてリウマチの「冬病夏治」が必要?

①夏になると暑くなることで緩和されるため、治療を止めることが多い。

夏の治療=治療+予防

②暑邪+湿邪

生もの、冷たいものの過食過飲、クーラーの効きすぎ、扇風機の効きすぎ

◎リウマチの中医学治療の注意事項

守法→維持して飲んでいく

長期「作戦」の覚悟

弁証論治

高齢者、体弱者に激しい漢方は使わない。

体弱者に「健脾養胃」を配合する。

健胃顆粒、晶三仙など。おかゆを食べたり

◎リウマチの生活養生

飲食 

①あっさりしたもの

利水去湿出来る食べ物→緑豆、赤豆、ヨクイニンなど

おかゆ、ご飯に緑豆を混ぜて炊く→残りはスープ、尿を出す。

スイカの皮、白いところを炒めて食べる。

②冷たいもの、冷蔵庫に冷蔵されたものを避ける(寒)

③甘いものを控える(湿気)

起居

①部屋の乾燥(防湿)

②汗をかくとき、冷房、扇風機などを避ける(湿、寒)

③出かける時、日傘、帽子

鍛錬

散歩、太極拳など

リウマチの画像

リウマチの画像

リウマチの膠原病の漢方で肩や肘の痛み。鎖骨や膝痛も改善

リウマチ、膠原病の漢方薬

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