先日、8月24日に中医痺証IP通信講座第三回「症例から痺証を学ぶ」関節リウマチの再認識をイスクラ産業の中医学講師 陶恵寧先生から教わりました。
そのメモ書きで大事なところを個人的にログしていきます。
白花蛇◯草…清熱解毒、ガンにもよく使う。
だるい痛み…酸痛→虚証
酸痛とは、だるい痛み
杜仲→補腎、当帰→和血、黄耆→補気利水
リウマチの弁証論治
痰瘀痺阻(たんおひそ)
痰湿と瘀血が重要なところ→夜に痛み、朝のこわばり
たとえば、丹参製剤、水蛭製剤に独歩顆粒
<リウマチの画像>
肝腎不足には独歩顆粒+参茸補血丸または亀鹿仙
参茸補血丸は冷え性、亀鹿仙はほてりのタイプに
独歩顆粒は補腎の働きはそんなに強くない。
30~40代は補陰。
60~70代は補陽。
補陰が最初、陽虚→陰陽両虚
◎健脾益気によるリウマチの漢方治療
後天の本(元)、気血生化の源
胃気があれば、、胃気がなければ、、、
①エネルギーをつくる
②気が強くなると水分代謝が良くなる→腫れがひく
健脾去湿が大事
③水は下に流れる→足のくるぶしの腫れ
④発熱、湿の存在が高い
⑤防己の入った漢方など
代表の生薬
党参、白朮、白扁豆、山薬、ヨクイニン、炒り麦芽など
代表漢方
補中丸、健脾散、健胃顆粒、晶三仙
<リウマチの画像>
◎どうしてリウマチに虫類薬を使うの?
①虫 入絡→捜風去毒、逐邪外出
鹹味でしょっぱいから、硬いものを柔らかくする
②毒あり
小毒→「毒をもって毒を攻める」
③血肉友情の品
大量タンパク質
代表漢方
イーパオ、水快宝、地竜など(地竜は涼性)
リウマチはアリ、アリは使ったほうがよい
亀鹿仙は、亀、スッポン、鹿
亀→陰
スッポン→陰
鹿→陽
陰に陽を加えるとますます補陰作用が強くなる
◎どうしてリウマチの「冬病夏治」が必要?
冬は陰、夏は陽
「冬病」 冬季によく発症される疾患、冬季になると症状がひどくなる疾患(寒湿性疾患)
「夏治」 夏季、自然界と身体の陽気が一番盛んになる時期、温補陽気、散寒去湿、活血通絡などにより、病邪の侵入を防ぎ体質を高めたり、陰寒の邪気を払ったりすることで、疾病の予防と治療する。
◎どうしてリウマチの「冬病夏治」が必要?
①夏になると暑くなることで緩和されるため、治療を止めることが多い。
夏の治療=治療+予防
②暑邪+湿邪
生もの、冷たいものの過食過飲、クーラーの効きすぎ、扇風機の効きすぎ
◎リウマチの中医学治療の注意事項
守法→維持して飲んでいく
長期「作戦」の覚悟
弁証論治
高齢者、体弱者に激しい漢方は使わない。
体弱者に「健脾養胃」を配合する。
健胃顆粒、晶三仙など。おかゆを食べたり
◎リウマチの生活養生
飲食
①あっさりしたもの
利水去湿出来る食べ物→緑豆、赤豆、ヨクイニンなど
おかゆ、ご飯に緑豆を混ぜて炊く→残りはスープ、尿を出す。
スイカの皮、白いところを炒めて食べる。
②冷たいもの、冷蔵庫に冷蔵されたものを避ける(寒)
③甘いものを控える(湿気)
起居
①部屋の乾燥(防湿)
②汗をかくとき、冷房、扇風機などを避ける(湿、寒)
③出かける時、日傘、帽子
鍛錬
散歩、太極拳など
リウマチの画像
「リウマチの膠原病の漢方で肩や肘の痛み。鎖骨や膝痛も改善」
「リウマチ、膠原病の漢方薬」
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