こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
土屋薬局で平成20年から漢方相談を始めて2人のお子さまに恵まれたお客さまがいらっしゃいます。
一番最初は、人工授精をしているとのことからの漢方相談でした。
ご主人様とも同じ職場、製造業
流産経験有り。
漢方薬は婦宝当帰膠やマカ、海精宝、冠元顆粒など利用されていきました。
海精宝はニベ科の魚の浮袋(魚鰾)別名 花膠が配合されていて、ほかに枸杞子や沙苑子、マカなども配合されている五子衍宗丸を基本とした「精子」「卵子」ともに役立つ健康食品です。
途中、ご主人様が膿精液症でジスロマックを服用してからは、中医師の先生にも相談して、清熱解毒の白花蛇舌草を使ったり、暑がりとのことで瀉火補腎丸などをおすすめしていました。
これが平成23年のときです。
不妊症の子宝の漢方相談は、いかに補腎して若返り、精子や卵子を若々しくしていくかがテーマです。
五臓の腎は生命の源であり、生殖力の源でもあります。
中医学で「腎」は腎臓の機能も含めた、生殖器官やホルモン系、カルシウム代謝、自律神経系など幅広い機能を指しています。
腎の機能低下は男女ともに不妊に繋がるのです。
腎虚の状態では老化、難病や、精力の減退、足腰のだるさ、疲れ、歯や骨の強度低下、難聴、耳鳴り、物忘れなどの老化が現れます。
補腎薬を中心にしていく過程でお肌がスベスベになってきたり、髪の毛が黒くなったり、色艶が良くなったり白髪が黒くなったり、精力がついていけば妊娠しやすい状態です。
根気よくやっていきます。
平成23年10月から人工授精を何回していても結果がでずに原因不明不妊だから病院では体外受精を勧められました。
体外受精の採卵にむけて婦宝当帰膠、杞菊顆粒、紅沙棘、海精宝など。
子宝漢方では、補陰、補血に重点を置いていきます。
採卵は順調にうまくいって翌年の平成25年1月30日 10個採卵できて4個状態の良いものを凍結できた。
一番良いものを戻しました。
2月4日 陽性反応!
今度の水曜日に心拍確認してきます。
治療を始めてからお腹が張る感じ、少し水がたまっているそうです。
寝汗、ほてりはありません。
夜は眠れています。
起床時に腰が痛い。
ここから、双料参茸丸をお勧め。
ロウ丸といって食べる漢方薬です。
1回二分の一丸を朝晩にしました。
2月14日に再度リピート。
明日の水曜日に心拍確認、緊張しています。
そして平成25年1月に女の子ご出産!
おめでとうございました。
それから時は流れて平成27年10月4日
受精卵を1個凍結融解胚移植をしましたが、陰性でした。
胚盤胞を戻しただけに残念です。
前回の治療では4個採卵のうち1個よいものを戻して、残りを凍結していました。
次回は採卵から始めます。
ここで、プラセンタのオリヂンP顆粒を婦宝当帰膠に追加でお勧め。
(いまはオリヂンP顆粒→ビタエックス顆粒で手に入ります。オリヂンP顆粒は廃盤になりました)
11月7日
11月中旬に採卵の予定です。
採卵のために婦宝当帰膠とオリヂンP顆粒に、海精宝を追加でお勧めです。
海精宝は種を良くするようで、よく体外受精のときにもお勧めする機会が多いです。
11月25日
明日、採卵の予定。
採卵のために血行を良くする冠元顆粒をお勧め。
11月30日
今日、戻してきました。
4個受精して、1個戻してきました。
残りの3つは質が良ければ、今後凍結していきます。
平成28年9月13日に、8月26日に戻して陽性!
前回は化学流産だったので手放しで喜べません。
婦宝当帰膠に参馬補腎丸をお勧め。
そして2人めも無事に出産されて嬉しい限りです。
どうもおめでとうございました。
長年、夫婦で来店されてよく頑張りました。
ロングランの漢方相談でしたがご主人様が優しくて協力的でしたので、その面もあって2人の子宝に恵まれたと思います。
奥さまは時折、涙を見せることもありましたが頑張って乗り越えました。
奥さま、ご主人様ともに漢方も上手に利用されて体質改善されて、夫婦のポテンシャルをあげて妊娠出産となったと思います。
おめでとうございました!
<2017年11月20日 東根市神町若木山 若木神社の紅葉>
神社の境内の紅葉が実に見事です。
紅葉と緑のコントラストが綺麗な一日でした。
(会社の同僚も紹介して頂いて、そのお客さまは40代でしたがめでたく体外受精で妊娠出産されました。本当に良かったなあと思っています)